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ピシン(42tokyoの試験)の壮絶で愉快な1ヶ月

まずこの記事について

ピシンの日々がとても壮絶で愉快すぎたので書きます。試験の内容はほとんど触れません。

1ヶ月人生の中で一番頑張りました。なのでピシンを受けるきっかけ等、何かの参考になれば幸いです。

追記: 合格しました!

ピシンって?

42tokyoに入る資格があるかをみられる1ヶ月におよぶ試験だよ。ピシンをうけるためにはwebオンラインテストを受ける必要がある!

42っていうのは無料のエンジニア養成機関らしい。無料なの!!先生がいないの!!!!

海外にもたくさんあるよ。(シリコンバレーとか)

ピシンを受けた理由

1ヶ月かかる試験。客観的にみるとめちゃしんどそうなのだけど、twitterから流れてきたyoutubeを見て「42tokyoカッケー!」と思ったから受けた。動画を見て、とても胸がワクワクしたから。

あとは「協力する試験」とも聞き「受からなくても、話のネタになりそう。今までに見た事のない試験だ面白そう。」と思ったからだ。

動画めちゃかっこよくね?

私の属性

情報系を専攻している大学2年生。プログラミングは大学に入るぐらいのタイミングで始めた。また大学1年のころに「会話が通じないイメージがあった」と言われた事があるほど、内向的でコミュニケーションが苦手な方だ。

ピシンはめちゃしんどいらしいから、1ヶ月フルコミットした。最終的な合計作業時間(テスト時間も含む)は288時だった。1日10時間ぐらいの作業量になる。情報を専攻していても、精神的にも肉体的にも大変だった。

ピシン生活事件1(体調編)

最初の三日間がんばりすぎて駅で倒れた。

1日13~15時間作業していた。会場と家はまぁまぁ遠かったけど、始発登校を行なっていた。

やるべき事は多かった。襲いかかる沢山の「分からない」。しかも受験生は300人ほどいて、知らない人ばかり。皆、とても出来る人に見えて良く寝れなかったし、食事や水も忘れがちだった。

精神的にも肉体的にも限界までチャレンジした。

そしたら駅内で気づいたら天井を見ていた。別に持病とかではなかった。ただフラっと倒れた。今思うと寝不足とか貧血とかご飯をちゃんと食べていなかったからだと思う。

2月のピシン期間で倒れた人は私以外にも2人いた。まじで精神と肉体の勝負だった。

ピシン生活事件2(徹夜編)

やらなきゃいけない事が多すぎて、徹夜をした。

景色がいいところで、仲間と徹夜出来たのはめちゃ楽しかった。

あとピシナーで徹夜をする人は多かった。

ピシン生活(食事編)

2日目に私の隣に座っていた人が6時から22時ぐらいまで何も食べないで頑張っていた。また、普段は5食たべる人が、ピシン中は1食で生きていたらしい。ピシンで一番痩せた人は6キロだった。

みんな凄い。

また、ピシン後半になるとピシナーからお菓子をとてももらうようになった。ありがたいことにお菓子だけではなく、豆腐やホットレモン、ビタミン飲料ももらった。

私もバレンタインでいろんな人にチョコを渡した。この話から分かるのは、みんな仲の良さがすごかった。

ピシン生活(あだ名編)

上記で説明したように、仲が良かった。

アルゴリズムお兄さん、〇〇姉さん(実の姉ではない)、はかせ等呼べる人が出来た。他の人も名前で呼びあったり?していた。

私は「餃子のかよちゃん。餃子」と読んでもらえたりした。

あだ名で呼び合えるって、相当仲が良いと思うの。

ピシン生活(普通編)

水や食事を忘れる人が多い。徹夜をする人も多い。

嘘だと思うが、熱中するタスクが多いからうっかり忘れちゃう。時間がすぎるのが早い。

でも後半になればなるほど、知っている人が増える。分からないを共有出来る人が増えて、精神的にはかなり楽になった。

実際にピシン生活後半ではめちゃ笑ってた。お昼ご飯を食べていても誰かが話しかけてくれた。相手についてほとんど何も知らなかったが、会話が本当に心の底から楽しかった。

ツイッターでよくハッシュタグつきでツイートしていたため、「ぎょうざの方ですか?」「今日のお昼も餃子?」と声をかけてもらえた。

後半では雑談も飛び交うようになっていて、みんな楽しそうであった。

前半から後半にかけて肉体疲労が増したが、精神疲労は「楽しい」で中和されていった。

でも壮絶すぎて途中自体する人はそれなりにいた。

ピシンで得られた事

・1日20時間プログラミングと向き合って、飽きなかった。自分がプログラミングが大好きだと気づけた。

・外交性を手に入れた。

私は間違いなく内向型だったのに、外交型になっていた。

・コミュ力。
のちの打ち上げで「誰に対してもコミュニケーションとる。コミュニケーションおばけだと思った」と言ってもらえた。

・AtCoderのライバル

・頑張れる自信。
何事も進捗をだせず、「あぁ。私は頑張れない人なのかもしれない。」とピシン前には思っていたから、あんなにつらい試験を最後まで生きた事によって生きる自信がついた。

余談なのだけど、ぴしんで別れる人が続出している噂があった。みんな私生活を維持するのが大変だったのだろう。

後日談

ピシン生と1時からsnsで勉強について語った。気付いたら4時半だった。3時間半も話したつもりはなかった。話が盛り上がってこの時間になったのだ。

あつい話が出来る人と出会えたのが、私にとって何よりも大きかった。嬉しかった。

ピシンが終わってからも、皆んなピシナーと連絡を取り合っている。ご飯にいったり、snsで絡んだり。これってかなり凄い事じゃない?

ピシンだけではなく、人生を通して関わりたいと思える人と出会えた。得られた事が大きすぎた。ありがてぇ。

個人的に思うピシンにおける合格とは

42tokyoへの適正だと思う。

それ以外は何も分からない。合格基準は何にも公開されていない。だから私は42tokyoに向いていただけだと思う。

あとは最後まで楽しそうにしている人は皆んな受かっていた印象がある。

ピシンを受ける人へ

食事と水、睡眠は忘れないでね。これ以上に役に立つアドバイスは無いと思う。

まとめ

ピシンを受けてよかった。自己理解がかなり進んだし、受かるにしろ受からないにしろ得る事が大きかった試験だった。倒れるまで何かを頑張ったのは初めて。最高に良い経験ができた。

合格出来たので42tokyoに入学する!大学との両立がしんどかったら休学も視野に入れている!42tokyoはめちゃ価値があると思う!!!!

経歴や年齢が何も分からない人同士が、あちらこちらで議論しあっている。この大学より大学らしいこの美しい光景をピシン中に見て、42tokyoにとても価値を感じた。


最後まで見てくださりありがとうございました。

何か聞きたい事があったらtwitterで聞いてくれてもOK!答えられる範囲で答えます!



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