多数決には未来がない

大事な決定をする時に多数決をすると失敗します。理由は...。

○みんなの意見の平均値、無難な答えに価値はありません。なぜなら、無難な答えで勝てるのは、シェアが一番大きい大手だけなのです。その大手ですら、苦戦する時代です。無難な答えはその劣化コピーになる可能性が高いです。

○みんなの意見を採用しようとすると必ず不満が生まれます。せっかく出した答えも全力で稼働するのを阻害しているのです。

○みんなの意見を擦り合わせようとする時、目立った者、声の大きい者の意見が通る可能性が非常に高い。しかし、実は細かいところに気がつく「縁の下の力持ちタイプ」の意見を捨ててしまっていることがあるんですね。

失敗するとわかっていても大人数なればなるほど、多数決をとってしまうんですよね。プロジェクトごとにチームを作って決定権まで与えてしまえば、この問題は解消できるんですがなかなかそうはいかないでしょうね。特に今はネットですぐに意見を共有できてしまえるんですから。まあ、でもどういう問題が発生するかを知っておくだけでも少しは対策できるかと思います。

で、物語を書く際ですね。

そのほとんどが一人で書きます。でも、プロの方だと作品は必ず編集者を通すんですね。ある意味、多数決になっているように見えます。でも、失敗は少ないように思えるんですね。なぜか?

○採用か否か。どういう方向に進むのか?を決めるのが編集者。

○実際に組み立てを考えるのは作家。

という分業ができているからなんですね。あのジブリでさえも鈴木敏夫さんという有能なプロデュースがあるから、作家の魅力を引き出せているんですね。

これは他の仕事でも応用できるんではないでしょうか?

作家さんの場合は、編集者の目を自分でも持つのは大事なことだと思われます。

それではまたまた!

ps:解説動画をまた作りました。良かったら見てください。

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