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#株式会社のおと #毎週ショートショートnote

「前株」と「後株」。あれは設立者が任意に選択できるものではありません。
「いや、そんなことはない」と仰る社長さん。自由意思だと思っていたことが、実は強制されていた、なんてこと珍しい話でもないのです。
 例えば「のおと」という社名なら必ず、「株式会社のおと」と、前株になります。
「いや、そんなことはない」と仰る読者の皆様。実際に登記手続きをしてみれば、絶対に「なるほど」とご納得されることと思います。
 では「前株」と「後株」はどのように区別されるのでしょう?
それは、その会社名のスケールによるのです。
「いや、そんなことはない」と仰る株主さん。それはおそらく「スケール」の意味を誤解していらっしゃるのです。
 会社名のスケールとは、その名前に備わっている「音階」のようなもので、「株式会社」という一連の符号は「前株」なら「#」、「後株」なら「♭」のように調性を整え、市場の不況和音を抑える役割があるのです。
 今日はここまで。


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