16bit ? 24 bit ? 32bit-float ???を噛み砕く

毎日習慣として学んでいる事が多いです。

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おかげで勉強ノートがどんどん埋まって行きノート不足になるし、頭の中のイメージがなくならないうちに書き残そうとするため乱雑に書いてしまい汚いです。今ではほんの些細な雑音も頭の中のイメージを邪魔する事があり、ちょっとだけ音に神経質な人になってしまいました。そんな僕が好きなのは雪山です。雪山は防音材の様に吸音するらしく静かな空間が生まれます。音が乱反射する事なく今自分が発生させている音のみ聞こえるので常にクリエイティブな状態で要られます。

今回は雑談から入ってみました。本題は、初心者さんにはちょっと難しかもしれない「ビットデプス」「サンプリングレート」の話。

しかし、もしDAWを始めたならば誰しもが必ずぶつかる謎の数字 8bit 16bit 24bit 32bit-float

 僕も始めた頃は完全に無視してました。しかもネットがありふれてなかったので勉強することも大変でした。本もあまり出てないし買ったけど詳しく書いていませんでした。
無視した結果どうなったかと言うと、、、
ある日、大阪の友達のロックバンドの収録を頼まれました。その楽曲が福井県のスキー場で流してもらえることになったので皆ハイテンションでRecをしよう!って事でした。Cubase SXで録音しました。おそらく録音した時は24bit 48hlz で録音されていました。スピーカーの音量もあげて録ってたので録音時は結構良い感じでした。しかし、当時なんの知識もない僕はミックスの仕方も知らないし書き出し時のレートさえ分かっていませんでした。その僕が書き出してみた結果、(なんか、しょぼくないか?)という全員の心の声が突き刺さりました。音楽仲間ですからみんな耳は良かったんですね。

一体どんな書き出しの仕方をしたんだろうと、今となっては分からない事ですが兎に角酷い書き出し方をしたんだと思います。悲しかったですね、あの時もっと知識があればチャンスを有意義にできたのに。と思います。

その後、ビットデプスとサンプリングレートをいじって音質を確認し、ある時はライブハウスを借りて爆音で聴いて見たりして確かめました。未だ知識は薄かったが数値をあげると音質が上がる ということには気づきました。

さて、では、なんで上がるの?という難しい話を、夏祭りの屋台で時間がないのにノリで買ってしまったりんご飴を食べるが如く噛み砕いて説明して行きます。僕ならではの例えで説明しますので機械工学的な話ではない部分も多数あることをご了承ください。

サンプリングレートは時間軸(横軸)

元来、音はアナログですがDAWはデジタルです、なので一秒間に何回記録するかを決めないといけません。例えば44.1khzであれば、一秒間に44,100回記録します。48khzであれば48,000回です。

サンプリングレート

すごく分かりやすく図にするならこうですね。サンプリングレートが低いと一秒間に記録される音のデータが少なくなり音質が変化するということです。ただこの図はあくまで分かりやすくした図なので、実際には44100回と48000回の違いを聞き分けるのは最初は難しいかもしれません。僕もどこがどう違うというより体感で気づいてたという感じでした。192khzで書き出した時はライブハウスで爆音で鳴らさないと体感すらできませんでした。

ビットデプスは縦軸と考えると分かりやすい

数値を上げていけばより細かい音量差を記録する事ができる。より細かなダイナイクスを記録できる。量子化ビット(ダイナミクスレンジ)の値を決めると言う事です。

16bit だと2の16乗で65,536段階表現できる
24bit だと2の24乗で16,777,216段階で表現できる。

より繊細な演奏をするのにはbitを上げたほうが良いと言う事ですね。ロックミュージシャンはごつごつした不恰好な音のほうが好きだからbitを上げずに作業してるというコメントをしてる方を雑誌で見ました。そういう考え方もあるか。と思いました。ビットクラッシャーというプラグインで後から音を荒くするのはそういう理由からなんですね。

そして一際謎めいた32bit-float(浮動小数点)というやつですが、ダイナミックレンジで言うと0dbを超えてもデジタルクリップせず記録されている、量子化で言うと絶対値である1を超えても割れないという事らしいです。工学的な話なので難しいですね。僕も専門分野ではないですが、、噛み砕きましょう。砕いて行きましょう今日は。図を見てください。

ビットデプス_1

ビットデプス2

通常絶対値である1を越えると音が割れてデジタルクリップというものを起こすんですね。しかし浮動小数点にする事で割れないそうです。

このまま32bit-floatで書き出すと、元の音を壊さず残したままwav化できる。例えば他のDAWで作業し直す時、「やっぱりこの音量変えたいな〜」ってなっても音質を保ちつつ音量を上げたり下げたりできるという事です。

しかし32bitに対応してないソフトで扱うと、やはり音が割れるという事らしいです。

結局CDにしたり、何かの音楽プレーヤーで流す時規定の値にしないといけないので、0db超えないように最後は書き出す機会が多いと思います。なので浮動小数点であるメリットは作業中のミスを無くしてくれる、という事とミックス時にたくさんの音が記録されているので分かりやすい、という事ですかね。以前 Studio Oneが音が良い〜〜って言われてたのは作業時に音が綺麗という事ですね。書き出し時は皆同じにする事がまだまだ多いですね。

あと、生粋のロックミュージシャンには無縁かもしれませんね。人によりますけど。


まずはざっくりと覚えて、もっと知りたくなったら工学を学んでみると良いと思います。

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