#10年間を振り返る
直近10年についてまとめた。基本的に、自主制作(自発的に計画して作ったもの)のうち大きめのものだけをリストした。
ここにあげた古いゲームや電子書籍・アプリの中には、サポートがすでに終了していたり、最新OSに対応していないものが多いのでご注意ください。
2010
●携帯ゲーム「利子99階」(gamedesign)
●本「ランチパックの本」(アストラ)
(28歳。まだスマートフォンがなくて、携帯ゲームが流行っていて、受託の制作も依頼が多かった。ブログ連載の仕事で書いていた「ランチパックの鬼」を全部書き直して本にした。大阪から横浜、横浜から東京に引っ越した)
2011
●携帯ゲーム「くみかえトーテム」(gamedesign)
●冊子/Android/iOSアプリ「原子力発電の基礎知識」「原子力発電への想像力」(ドグマ出版/Blueintheface)
●PCゲーム「クーラー」(ドグマ出版)
(3〜4年続いていた世間の携帯ゲーム熱が終わり、iPhoneが流行った。地震があった。2005年ごろから原発の調べごとをしてたので、主に自然科学的なリテラシーや社会運動への偏見について、自分なりに形にした。)
2012
●Android/iOSゲーム「よくわかる天地創造」(Blueintheface/GREE)
●Andtoid/iOSゲーム「利子20階」(ドグマ出版)
(ギターマガジンやライブドアなど、雑誌やネット媒体の連載を前年からこの年にかけてたくさん完了した。電子書籍も好調だったのでゲーム開発に集中した。ネイティブの他、Luaという言語で書いた。アプリ個人開発が流行し、企業からの制作依頼も急増してた。)
2013
●展覧会「赤青3Dおばけ展」(シカク)
●漫画「香山哲のファウスト1」(ドグマ出版)
(依頼された仕事をやりすぎに感じたので自主制作に集中しようと思う過程で「自分のスパークを大事にしたい」という思いが固まった。おばけ展とファウスト続編原稿の2計画はクラウドファンディングで実現しました、ほんとにありがとうございました。)
2014
(次の年に完成する2つを作っていた。2013年にベルリンに初めて1ヶ月滞在して、時々滞在するようになった。自主制作じゃないアプリ制作などの頼まれ仕事はこのあたりをピークに、やれる余裕がなくなった。)
2015
●Android/iOSゲーム「利子98階」(ドグマ出版)
●漫画「心のクウェート」(ドグマ出版)
(外国に行ってる間も家賃がかかるのが高いのもあって、東京から神戸に引っ越した。33歳)
2016
●神戸「ドグマ出版とイタゲーセン チョコシス&テム」2年間限定店舗
(かなり色んな人に出会えてよかった。ぜひまたいつでも会ったりお話したりしましょう。)
2017
●絵の展覧会「水銀」(mograg gallery)
(絵の準備でおみせに出る日を減らしたりしていた。ここでもまた色んな人会えた。また会いましょう!本屋シカクと一緒に新しいシカクを確保し、そこ・大阪に引っ越した。)
2018
●ラショウさんとの対話本「すこし低い孤高」(ドグマ出版)
●展示記録漫画「水銀柱」(ドグマ出版)
(移民になる準備をしてドイツに引っ越した。9ヶ月語学学校に通った)
2019
●漫画「ベルリンうわの空」(ebookjapan)
(37歳。昔から体の調子が悪くて寝てる日が多いが、5年間ぐらいちょっとずつ鍛えていたのが良かったのか、結構よくなってきた)
ホームページにアーカイブをしっかり作りたいということもあって、書いてみました。
最近、何かをやったり参加するときに、経緯や立場や考えを表明・説明する必要が出てくる機会、けっこうある。ぐにゃぐにゃに寄り道とか中断・休憩してても、個人的なものでも、その人がどんな考えでどんなことをしてきたか・体験を経たか。それをより理解して関わろうとしてくれる相手(人や組織)だからだと思う。もしも関わるなら、僕も相手もそれぞれ自分の人生の大切な時間や気持ちを使うことになる。だから本当にお互いが大切な時間・気持ちを使いあう関係になるかどうか考える。雑に関わろうとするのは相手の人生の時間や気持ちを無駄にすることになる。
自分の体や時間や気持ちは大切だ。同じように大切にしていて、その使い道に慎重な相手と関わりたい。だから、ぐにゃぐにゃやがたがたな部分があるとしても説明できるようにしておこうと思って。経歴よりも今の考えや意図を説明することのほうが大切な場面が僕は多いけど、今の考えって、過去の蓄積で出来てるしね。
自分の場合、土地を奪う・奪われるゲーム「利子」シリーズや「トーテム」、神様が出てきて文明を開墾したりリノベーションする「天地創造」「ファウスト」、土地・開拓・大型施設の誘致というイメージで何かを作ることが多い。ニュータウンという環境で育った十代の時間が強く影響してると思う。