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【方言愛歌】ポルノグラフィティ邪険にしないで【良曲】

どうもカヤマサです!

ポルノグラフィティをデビュー当時から聴いて早20年以上の自分が、一度は聴いてほしいポルノグラフィティの楽曲を紹介している。

今回は「邪険にしないで」を紹介する。

ぜひこの曲の魅力を堪能してください!遠く離れた大切な人に会いたくなるはず!

邪険にしないでとは


2009年11月25日に発売したシングル「アニマロッサ」のカップリング曲である。

ちなみに「アニマロッサ」は、アニメ「BLEACH」のオープニングテーマに使われていた。

「邪険」は彼らのふるさとである広島県の方言の「じゃけん」をかけたものである。

歌詞はすべて広島弁で書かれている。

内容


家から独立した子供を心配する母親目線で書かれた楽曲だ。歌詞全体を通して、母親が我が子を愛する気持ちを前面に表現している。

あなたが子供なら遠く離れた母親からのメッセージ、もし親になったのなら自分の子供に贈るメッセージだと思いこの後を読み進めてほしい。

やさしいピアノの音色から始まり、新藤晴一の奏でるギターがその音を邪魔にならないように交わる。

さらにイントロの癒されるメロディーに岡野昭仁の優しくも言葉をかみしめるな力強い歌声も加わる。

「うまく言えないけど、なんか言ったらお前は怒るだろ?自分も気分が悪くなるし・・・」

我が子をよく知っている親だからこそ、子供の気持ちを察してあえて口出しにしない・・・。

そんな親の気持ちを察するかのように岡野昭仁の特徴のあるボイスで語られる歌詞は、始まりから引き込まれる。

語り口調のように歌い上げることによって、歌詞の世界観をより一層引き立たせる。

「時間が経っても変わらないものはあるよ。海の波は立ち続けているし、夏にはみかんの香りが漂ってくるよ」

ふるさとを思い出してほしいと親の気持ちが伝わるフレーズだ。

夏のみかんの香りというフレーズが入ることで、 懐かしいふるさとの雰囲気を強く印象付けている。

サビでは親の気持ちをストレートに表現されている。

「好きか嫌いかで言ったら好きだし、大事かどうか聞かれたら大事だよ!」

「お前がいなくなれば寂しいかもしれない・・・」

「私の気持ちがわからないの?あなたの名前を呼ぶ時にはさりげなくハートマークつけてるんだよ!気づかなかった?」

母親の立場であれば自然と思うことである。愛する我が子に向ける愛情がどれだけ大きいモノなのか表現されている。

最後に「わからないの?」と問いかける歌詞を岡野昭仁が優しく問いかけるように歌う。親が我が子を心配するけど、それに反応のない我が子に対する親の寂しさを表現している。

「こんなに近くにいても気づかない事、わからないこともある」

この1フレーズをイントロの間に入れることで、親の我が子の存在が大きかったことを表現している。

長めのイントロに流れる新藤晴一の奏でるギターの音色が、ものすごく温かみのある音だ。

「離れていて何してるか気になるけど、電話するのは面白くない。少しはかわいいところみせてメールでもしてよ」

このサビのフレーズも心配する親の気持ちを歌詞にしている。

親の立場でも子の立場でもこのフレーズの本当の意味は十分伝わる。

この曲最後のフレーズの「とても寂しいかもしれない・・・」

大事な人がそばからいなくなった時に、その存在の大きさを改めて知ることになった。

その気持ちの大きさがこのフレーズ一つに込められている。

この歌詞を岡野昭仁の優しく力強い声で歌い締めることで、我が子への熱い思いとエールを送っているともとらえられる。

最後のイントロでは歌詞カードには書いてない言葉が歌われている。

ピアノの優しい音色の中に岡野昭仁のささやく声で我が子に語り掛けるように歌い上げる。

「My sweet baby」、「Don’t you ever leave me alone」

日本語訳は「愛しい我が子」、「私を一人にしないで」

我が子を思う親の本当の想いをあえて最後に、さらに歌詞カードに書かれていないことで、この2つのフレーズの意味がより強いものへと変わる。

最後まで親の気持ちが書かれた素晴らしい楽曲だ。

まとめ


この曲の醍醐味は、方言で書かれた歌詞にある。だからこそこの歌詞の内容の良さが引き立つ。

さらにこの曲は自分の置かれた立場で雰囲気が変わる。

独身時代の親元を離れた時は、母が自分を心配している気持ちを楽曲によって感じることができた。

親の立場になると、自分の素直な気持ちを伝える恥ずかしさ、だけど大事な気持ちは山のように大きい。

大事な人へのメッセージを改めて自分自身が考えさせられる楽曲だ。

遠く離れた自分の大事な人を思うときに聴いてみてほしい。

きっと直接顔を見るために会いに行きたくなるような、そんな楽曲だ。

親元を離れた男性や広島県出身の人はよりこの楽曲の素晴らしさに気づくはず!

すべて聴き終わるころにはウルっときているだろう。


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