人から忍耐力を奪う物

 この世には忍耐力を奪う対象が腐る程あります。典型的な例で言うと、タバコ、ソシャゲ、ポルノ、SNS、ネット小説、アルコール、ネットゲーム、漫画、ギャンブル、風俗、アニメ、ゲーム、動画、アイドル産業、スマホ、ジャンクフード、濃い味付けの外食、砂糖がふんだんに使われたエナドリやお菓子など。

 今更だが上記を含め、この世のビジネスの類は全て依存させる事に重きを置かれているので、典型的な怠惰な人間はこうしたものに嵌まると、人生がどうしようもなくなります。

 それで自分で欲求を自己管理出来たり、良い習慣が元々身に付いていればいいのだが、そうでない人間が大半なのでこの世の多くの産業が成り立っているのだけど、こうした人を堕落させる物事に早く自分で気付けないと、満足に金も貯められず人生設計もまともに描けない様になってしまいます。

 しかし人から忍耐力と命を換えた金を奪う原因になるのが、労働と言う労働者階級に課せられた労役です。大半の労働者階級にとっては苦役と言ってもいいかもしれないですが。この労働で拘束され、耐えると言う事を強いられるとそれがストレスになり、その反動で消費に手が伸びてしまいます。

 消費に手が伸びると手軽に快楽を得られる物に手が行き、金を喪い結果働き詰めになってしまいます。

 実家が太かったり、実家に寄生出来たり、家を相続出来たりする可能性がある人間は違うのかもしれないですが、そうでない人間が大半でしょうから労働で疲れ切って、スマホを触ってひと時の現実逃避しか出来なくなるのかなと、電車でほぼ9割の人がスマホを触っている光景を見て思いますね。

 大半の人間は自分を含めた凡人がほぼほぼで、特に際立った才能も何もないのかもしれないけれど、そのままで終わりたくないのなら特に、現状非常に弱者層の人に限ってスマホはとりあえず、どうにかした方が良いのではないでしょうか。

 言語化しにくいですが、本来人間は才能とかそういった物を抜きにして、誰もがコツコツ努力できていたのだと思います。

 ネットを開けばすぐに動画やら何やらを観れてしまうので、そうした人間が元々も持っている機能を喪ってしまったのだと感じています。

 また、ともすれば人を不幸にするのは、他者との比較であって、第一に他者より優れているか、年齢的に貯金は他者と比較して平均なのか優れているのか、他者より容姿は? 他者より学歴は? 子供はいるのか? 他者より収入は? とSNSで容易に比較出来てしまうので、これも人の苦しみの一旦です。

 とても難しいことですが、人が持っている本来の性質を取り戻し、長期的な視野に戻るには、特にSNSを切り離すしかないでしょうね。そして弱者層はとても苦しいと思いますが、自分の目的に向かってコツコツ積み重ねていくしかないのです。

 釈迦が説いた一切皆苦と言う言葉がありますが、本来苦しいのがこの世の真実ですので、そら大半の人間は現実逃避が捗りますわな。なんてたって、誰だって苦しいことなんざしたくありませんからねぇ。

 今すぐ電車にダイブ出来ればワンチャン解放される可能性はあるかもですが、産まれちまったものはもう仕方がありませんなぁ。やれやれ