見出し画像

組織が好きか、人が好きか

私はスポーツ観戦が苦手です。

その要因の1つとして、「チームが好き」という感覚がわからないからというのがあります。
厳密言うと、わからないというより「そうでないといけない風潮」が苦手です。

あるスタープレイヤーが好きで、所属しているチームのファンになると、その後、スタープレイヤーが移籍しようとも、「チームのファン」である呪縛から抜け出せない人が多いんではなかろうかと。
抜けた途端に村八分のような烙印、「所詮、○○が好きなだけのミーハー、にわか」という陰口… ゾッとします。

閑話休題。
スポーツの話では無く、ラジオの話です。
話の肝としては、「聴取率」の話です。

私が今、頻繁に聞いてるラジオ局はTBSラジオです。
じゃあ、TBSラジオが好きかと聞かれると、そういう訳ではないのです。
好きなパーソナリティーが多いのがTBSというだけです。そんなの皆一緒だよ!と突っ込まれそうですが。


ご存知の方も多いかと思いますが、TBSは現在、聴取率の調査を撤廃し、いわゆるスペシャルウィークを意識しない社風に変わりました。

これには賛否両論、というかほとんどが否かと思うのですが、私としての意見は「どうでもよい」です。

確かに好きな番組が存続するかどうかを見極める指標としての聴取率というのは大事かもしれないのですが、たとえ番組が無くなろうとも、そのパーソナリティーが別の局で番組をやるのであれば問題無いと思ってますし、やらないのであればパーソナリティー本人の意思として受け止める、あるいは、そういう需要が無かったんだという受け止めをする。と思います。

「あの局は○○を大事にしていない!」「○○が抜けたらもうおしまいなのに、わかっていない!」「この局オワコン…」のような所まで行く人は、よっぽど会社や組織が好きなんだなぁと。
(「基礎がしっかりしてて良い!」「ビルのデザインが良い!」「定礎のセンスが良い!」のようなビルマニアの方はこれに該当しませんので、あしからず。)

確かに、局によっての番組のカラーはあるかと思いますが、こと、私の好きな深夜ラジオにおいては、局によるカラーの差はさほど無いと感じていますし、ラジオのみならず、所謂「ネームバリュー」「ブランディング」には、商業的な価値はあっても、エンタメの真髄を侵食することは無いと信じています。

ということで、私はこれからも「どこに所属しているか」ではなく、「何が好きか」という目線で気楽に楽しんでいきたいと思います。

聴取率撤廃批判や会社批判をする程に組織や会社が好きな方に向けての意思表明というお話でした。
(あ、だからといってM社長崇拝者ではないですよ。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?