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竜とそばかすの姫 ちょう考察 ドラゴンパートその7(ASである貴方達は何故に鈴ちゃんの手助けをしないのん?)

やはりこのままでは面白くもなんともない。ただのネタバレではないか。この文字数のやたらと多い考察記事は「竜とそばかすの姫」を見てモヤ山直太朗になっている皆様への処方箋その7でした、がやめます。このままヒロちゃん無双をやろうと思っていましたがやめます、映画が上映終了されるまで封印します。もうちょっと皆様にはモヤっていただきます。

この竜とそばかすの姫という映画なんですが、伏線を回収しません、①ある程度までしか恵&トモの住所を知らないはずの鈴がなんであんなにも簡単に二人と遭遇できたのか?②なんで恵&トモが家を飛び出して鈴を外で待ち受けていたのか?③あんなことで兄弟は助かるのか? 以上3つの問題が何の描写もなく放っておかれたまま突如として物語は終わるのです。何故か?ヒントは物語の冒頭のナレーションにあります。

『ようこそ〈U〉の世界へ〈U〉はもうひとつの現実。〈AS〉はもうひとりの貴方。(中略)世界を変えよう。』要約すると『ようこそ映画館に、この映画はもうひとつの現実です。お客様であるあなたには竜とそばかすの姫のアバターつまりASになってもらいます。貴方たちASの知恵と力で世界を変えてみてください』ということになります。はい、この映画の監督は頭がおかしいです。ASであるあなた方が鈴ちゃんの手助けをするシーンはごっそり抜け落ちています、それは貴方のストーリーだからです、だからあの映画はあういう乱調で収縮するのです。私は見ていないんですが、この監督は以前『サマーウォーズ』というアニメをてがけていると聞き及んでおります。たぶん「物語のサブキャラたちが主人公達に力と知恵を分け与えて世界を救う」という内容なのではないでしょうか?で、今回この監督はサブキャラではなく「ASである貴方達が鈴を手助けしなさい」って言っているんです。滅茶苦茶でしょ?で恵君にカメラ目線で言わせているんですよ。「助ける助ける助ける、お前たち大人は助けない、もううんざりなんだよ」、要はASであるお客さんに「この兄弟を助けようという気が貴方達にはありますか?(´∀`*)ウフフ」って挑戦状叩きこんでいるんです。

ASの皆さんあの映画の中にあるヒントを使って鈴ちゃんを手助けして恵と知(あら不思議、兄弟あわせて「知恵」ですね)を救い、本当の意味での「未知の映画体験」したいと思いませんか?ASになって鈴ちゃんを手助けするんです。

結論をいえば、①この映画内のヒントと少しの発想の飛躍で恵&トモの自宅の住所は詳細に判明できます。②住所を判明させた貴方は大人の知恵で恵&トモを鈴ちゃんの到着直前に家から脱走させることが出来ます。③もうひと工夫すれば完全にあの兄弟を救えます。本当です。

とはいえあまりにも映画のストーリーから逸脱すんのもアレです、条件があります。①当日の天候は映画に準じて雨である。②鈴ちゃんが持っている携帯は映画に準じて「あえて情報を遮断しているかのような古い携帯」である。③鈴ちゃんが現場に到着するのは午前8時30分から9時00分までの間とする。④恵は中学生である。この4つは守らなきゃ何でもアリになってしまいます。

ヒントも出します。鈴が高知県に帰ってきた時の忍のあの不可思議な台詞です。「鈴があの兄弟を助けるのを見たとき、カッコいいって思った」。この台詞はおかしいです、モヤります。なぜなら鈴を送ったあと、忍が後を追いかけたとしても真っ直ぐ兄弟の元に辿り着いた鈴には追いつけないからです。翌朝一番の飛行機に乗っても追いつけません。身バレを恐れずに歌ったシーンのこと言っているんじゃ?とも思えますが、あれで兄弟を救ったと考えるほど忍はアンポンタンではありません。つまり忍は鈴が兄弟を助ける所を見ているんです。「どうすれば見ることができるのか?」を考えることで兄弟の救出方法を解明することは可能です。

興味のあるASの皆様、頑張って世界を変えてください。健闘を祈ります。鈴ちゃんあんなに必死になって兄弟を救おうとしてるんですよ、手助けくらいしましょうよ。あと出来れば自分が考えているのと別のパターンが見たいです。

                              つづく



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