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リーダーシップは先天的なものか?

リーダーシップは難しい

組織を構築していくため、まだ見ぬ不確定なものに立ち向かっていくためにはリーダーシップが欠かせません。

「リーダーシップ」と一口に言っても、それぞれの個性や人間性、力量に合わせたリーダーシップが存在し、これと言った確固たる正解はないのかもしれません。
だからこそ、多くの人はリーダーシップに憧れ、リーダーシップを学ぼうとする書籍が人気なのでしょう。

「リーダーシップ進化論」

最近読んだ、リーダーシップに関する書籍です。この書籍に沿って今日は少し自分なりのリーダーシップ論を整理したいと思います。

そもそもリーダーシップとは?

リーダーシップとは集団をまとめ、その目的に向かって導いていく機能のことです。

リクルート人材育成・研修・マネジメント用語集より

リーダーシップと聞いて、なんとなく皆が共通のイメージをもつとは思いますが、それを言語化しろと言われるとなかなか難しいですよね。

歴史上の優れたリーダー

また、リーダーシップ論を語る際、必ずと言っていいほど話題に上るのが、歴史上の優れたリーダーについてです。

特に、戦国時代の3人の名将、①織田信長、②豊臣秀吉、③徳川家康です。
なぜこれほどまでこの3人が挙げられるのでしょうか?
それはおそらく、それぞれが異なるリーダーシップを発揮し、人の上に立って来たからだと思います。

①織田信長

その圧倒的カリスマ性で、戦国時代の武将人気No.1を誇る(当職調べ)。
信長がこれほどまでに支持される要因は、やはり先進的・創造的な力を発揮し、時代を前に進めたからではないでしょうか。

桶狭間の戦い、長篠の戦いに加え、楽市楽座の設計など、武功だけでなく、商業的にも創造的イノベーションを発揮した、類い稀ないリーダーシップの持ち主だったのでしょう。

孫正義さんも尊敬する人物として、度々織田信長の名前を挙げているのは有名な話です。

②豊臣秀吉

織田信長のリーダーシップを創造的とするなら、豊臣秀吉は、共感型リーダーシップと呼べる類でしょうか。

一農民から天下人まで上り詰めた秀吉に憧れを抱く人は少なくないかと思います。カリスマ性や品格は他2名に劣るかもしれませんが、草履を懐で温める名エピソードなど、優れた共感性を武器にのし上がった秀吉も、一般の人たちが学ぶべきリーダーシップの形なのかもしれません。

③徳川家康

私は、この3名の中だと家康が一番好きです(笑)。

秀才肌の経営者とでも呼ぶべきでしょうか。信長ほどのカリスマ性はなく、秀吉ほどの派手さはなくとも、過去の失敗を蓄積し、鍛錬と学習を重ね、その後の300年にもわたる太平の世の礎を構築しました。

再現性系の強みをもつリーダーだと思います。

プレーヤーからマネージャーへ

自分にカリスマ性がないと自覚しているほど、徳川家康から学び、学習と習慣を武器に優れた組織を構築するためには何が必要か、を常日頃から考えるべきだと思います。

多くの人が経験するように、私も最初は一プレーヤーとしての気質が抜けず、マネージャーよりプレーヤーの側面が強かったです。
そのため、部下に対して指示を出すものの、結局自分で手を動かした方が早いと思い、最終的には自分で作業を行なっていました。

最初のうちは、自分の成果物を示すことでそこから学んでくれれば良いですが、毎回このようなことを続けていると、なかなか部下は育ちません。

この辺りは、部下に責任を与えることに加え、それ相応の権限も同時に与え(責任と権限の一致)、その任命責任を取るという形でもっと部下自身に修羅場を経験させる必要があるかなと思っています。

これ、言うは易しですが、実践するにはなかなか根気が必要になりますよね。。。
また、的確なタイミングで困っている部下にサポートの手を示せるよう、注視とコミュニケーションのバランスも重要になります。

実践することによって、色々と見えてくるものがありそうです。
リーダーシップがないと思っている人は、実際はまだそこまでリーダーシップを必要とされる環境に身を置いたことがないだけかもしれません。

その必要が出てきたら、自然と勉強し、後天的にもある程度の素養は身につけられるものなのかなと思います。

まだまだ私も勉強中ですが、いろんなタイプのリーダーシップ論を学び、自分に合ったスタイルを取り入れて組織改善に活かしていきたいと思います。

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