夢日記

自分の中で最高に記憶に残っている夢を思い出しながら書き連ねていきます。
起承転結しっかりしていませんが、見逃して頂けると幸いです。


牛舎に挟まれた薄暗い路地で私はしゃがんでいる。鼻息がかかるほどの距離で足元の雑草を懸命に取り除いていた。

辺りは騒然としていて、牛も足をしきりにばたつかせていた。
町内放送のようなものから音声が流れる。ノイズが激しかったが、段と名前を紹介しているようだ。

すると、ゆっくりと路地の先に馬に乗った中年男性が現れた。
白の和服に身を包み、手には弓を持っている。
男性は溜息を吐いたのち、手綱を引っ張るとこちらへと駆けてきた。
だんだんと私との距離が縮まり、蹄の音がハウリングして聞こえる。
轢かれる、と身を固くしているとギリギリを通過してそのまま走り切った。
 
男性は、優雅に下馬すると的へと近づいていく。的ギリギリまで迫って、弓を引く体制をしていた。
しかし、矢は的から外れて思わぬ方向に。的と矢の距離がそれこそ五センチもなかったのに、だ。
矢は男性の足元に突き刺さっていた。


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