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Ace of Pentacles ペンタクルのエース

ペンタクル(金貨)のエースは、突然煙の雲の中に魔法のように手が現れ、望む者なら誰でも手に入れる、というイメージ。庭園の門をくぐり、青い山道に歩みを進めていけそうな、山が向こう側に見えている。修行か何か?

ペンタクル、よく「物質的な世界」とか「身体」とか、「お金」とかに焦点があたってられていると言われます。

Wikipediaより

ポイント1 – 手

煙の雲から、手が五芒星を差し出してる。他の金貨のカードもそうだけど、贈り物というイメージ。また、他のカードのエースもそうだけど、「受け取る」というイメージが強いかな。ただただ純粋に手に入ってしまう、みたいな。

ポイント2 – ペンタクル

金貨に描かれる五芒星は物理的な所有を意味するとよくいわれる。人間の生活そのもの、身体とか、生活とか、そのまま財とか。それが目の前に現れて、こちらに渡そうとしている。

ポイント3 – 風景

ペンタクルの下の風景は肥沃な農地。また、小アルカナはそれぞれ4つのエレメント(火、水、土、風)の中の「土」。肥沃さから、よりこの力強い感じも感じられる。また肥沃さを感じるということは、ここからさらに多くのものが生み出される、「成長」とか「豊かさ」も感じられる。もちろん、「刈り取る」作業もあるから、収穫祭みたいな、祝う感覚もある。

ポイント4 – ゲート

ここが一番気になるけど、背景には庭園の門があります。「門」は、存在の新しい領域への入り口を表している。ポジティブな道を感じさせる華やかさがあり、その後ろに山があることから、おそらく、盤石な基盤のある土地で、心穏やかに過ごしていく、悟りにも似たような道のりなのかも。


ポイント5 – 門を越えた山々

4でも書いたけど、門をくぐると青い山々が連なっている。実は0番の「愚者」と呼応していて、0番の愚者が旅している山はこの先にあるのかもしれない、なんて想像も、楽しい。前へ進み出す、その基盤となる華やかな場所、コインも手に入れ、準備はOK。そこから歩みだす、その先はどこ?単にじっとしていられないだけ?それとも、気づかず自然と成長しているだけ?

ここから先は自分との対話ですね。

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