苦手な人を愛しなさい━汝の敵を愛せよ━

主題の背景
嫌いな人は実は自分と似ている、といったのは田坂広志さんの動画を見て知ったことである。田坂さんも動画内で知り合いから、恐らく先輩からの助言として嫌いな人は自分と似ているという話をしてもらって、だからこそ自分の苦手な人を好きになりなさいとの教えを請うた話をされていた。詳細は田坂広志さんのYou Tube動画を参照されたい。それで、私は自分なりにかどうしたら苦手な人を好きになることができるだろうかと自問することになり、その問いに答えるがために本記事の作成に至った。よってこれからどうすれば自分の苦手な人を好きになることが出来るのかを田坂広志のこの問いについて私なりの見解を述べることにする。それでは始めていこうか。

第一項 あなたの苦手な人とは?
先ずは第一項ではあなたにとっての苦手な人を頭に思い浮かべてターゲットを決める事から始めていこう。苦手な人とは、会社の先輩、家族、姑などなど自分にとって壮大なストレスとなる相手のことを言うと定義づけしておこう。なにはともあれ苦手な人とはなるだけ関わり合いたくはないのが本音であろう。筆者も例外ではないので、十分にその気持ちは理解することができる。思い当たる人を決めておこう。決まったら次の項へステップだ。

第二項 苦手な人を愛するために
苦手な人を愛するには先ずは自分自身から愛するようにしよう。そうだ。先ずは自分から自分自身を愛するのだ。確かに苦手な他者を中心にして人を愛そうと思うがあまり自分自身の事を忘れがちになるときがあろうからだ。私の場合がそうで中々他人にばかりに目がいきがちで、自分のことは疎かになりやすいものである。だからこそ、先ずは自分から自分を愛しなさい。ではどうすれば自分を愛することができるだろうか?その答えは自分の好きなことを、やりたいことを見つけなるべく多くの時間をそれに費やすことのできるようにすることである。自分の好きなことを為事にすることが出来ればどれだけ幸福な人生を送れようか。自分の好きなこと、得意なこと、また面白そうだと思ったことを全て紙に書き出して、一つ一つ実践する。その際に自分の好きなことをビジネス化する仕組みを作ることができれば後はもう自由に生きていくことができるようになる。そうすれば、自分にとって余裕がうまれる。よって、人にも優しくなり他人でも愛する余裕が生まれてくるはずなのだ。これは私の中の実感である。たぶんこの直感は間違っていないはずだ。

第三項 苦手な人と付き合う方法
そうはいうものの現状の為事、サラリーマンなどの会社に所属している人たちは、そういうわけにもいかないだろう。苦手な人はどこの職場にもつきものだからだ。その場合の対処法を私なりに提示したい。①相手のことを純粋に受け入れる②相手の言動を気にしない、無視する③次の働き口を見つけ速攻にして現行の職場を退職する、の3点が課題策として挙げられる。先ずは①だが相手の言動を受けたらそのまま相手の言動を言葉のとおりに受け入れるだけだ。この時に相手のちょっとしたことに反応して感情的にならないことが大切である。ただ相手の要望に純粋に受け止めるのである。これは決して相手に服従することを意味しない、誤解しないようにしたい。あなたは自分も含めて誰の奴隷でもないのだから。ただいちいち相手の言動に反応して、自分が感情的になるのは時間の無駄遣いだし、自分自身を疲弊させてしまうだけである。そのことを考えると相手の考えも一理あると思い、相手の主張通りに合わせることが賢明の策であると主張したいだけである。次に②相手の言動を気にしないであるが、これも先のところでも述べた通りだが、いちいち相手のことを気にしていたら自分が精神病にかかるばかりなのである。よって、ここでももう他者のことは放っておくことに限るだろう。③では今の勤め先で働いているところで、嫌な職場の人がいるとするとその会社自体を辞めてしまうのも一手としてある。その場合のリスクとしては収入源を途絶えることにあろうか。そうなってしまった時のリスク回避策を考えなければならない。それを踏まえた上での行動を思案にいれているならば実行に移す価値はあろうと思われる。

終いに
苦手な人はどこにでもいるのは確かなことではあろう。苦手な人だからこそ愛することが出来れば、それだけあなたは神の領域に近づいたと言えるだろう。しかし中々そこまで人間が出来ている人がいないというのもまた本当のことのように思われる。なぜなら愛すると言うことを知らない人が多いからである。だからかえって愛することを知り実践するのであるならば、その人は稀少価値のある人として周りから称賛されるだろうと思う。私もそんな人間になりたい一心で日々の生活を送っていきたいと思うこの頃なのである。