サイキック好きなおじいちゃんに贈りたい、赤緑鬼流院刃
「サイキッククリーチャー使いたいけど、最近は踏み倒しメタが多過ぎて使えない…」
「サイキッククリーチャー使いたいけど、現代でちまちま超次元呪文使って出すのは遅過ぎる気がする…」
こんな方、多いんじゃないでしょうか。
今日はそんな「サイキック使いたいけど現代でどう使えばいいかわかんないよ」っていうおじいちゃん諸君のためにサイキッククリーチャーをいっぱい出して楽しめるデッキを紹介します。
ちなみにがっつりカジュアルデッキなので「環境にも勝ちたい!」みたいな方には先に「申し訳ございません」と言っておきます。お許しを。
○レシピ
コンセプトとしては、マッハファイターでメタを踏み越えながらサイキックを展開出来る『大親分』を『イメンズサイン』と組み合わせることで相手の盤面を潰しながらこちらはどんどん展開していこうという思想に基づいたデッキです。
メタがいる時はシンプルにマナを伸ばしつつマッハファイター持ちのクリーチャーで対応していけるので、メインプランが完全に崩壊するようなことはほとんどありません。
組もうと思った経緯は「ストレージで時空の役者カンクロウを拾ったから」なんですが、肝心のカンクロウは抜けそうな臭いがしています。
○このデッキの長所・短所
《長所》
・サイキッククリーチャーが抱える最大の悩みである踏み倒しメタを踏み越えることが出来る点。
・相手の盤面を潰しながら展開出来るので、ボードアドバンテージを取りやすい点。
・展開の中で使う『イメンズサイン』やトリガーを内蔵したツインパクトによって受けがある程度担保されている点。
《短所》
・3点のクリーチャーが少ない上、メインデッキにほとんどSAがいないので、攻撃力にやや難がある点。
・動きの軸となるマッハファイター持ちのパワーラインが軒並み9000であるため、10000以上のクリーチャーを立てられると動きづらくなる点。
・ゲンムで詰む←都合上どうしてもどうしようも無かったので許してほしい。
○主な動き方
基本的に決まっている動きは
これだけなので何ら難しいことはないです。
ここからは状況に応じて『イメンズサイン』から何を出すか、『大親分』から何を出すかを考えていきます。
序盤の動きの再現性に関しては『ツインパクトマップ』や『巨大設計図』などのサーチ手段を含めると初動を引ける確率が9割弱、『ナンボのモンじゃ』も含めると9割強とかなり安定します。
○採用カード
○複数枚採用のカード
《The 大親分 鬼流院 刃/「アンノウンがナンボのモンじゃ!》
このデッキのコンセプトカードです。
マッハファイターにより、天敵である『とこしえの超人』や『赤い稲妻 テスタロッサ』を破壊しながらサイキッククリーチャーを展開出来ます。
『イメンズサイン』を絡めることで
①イメンズサイン効果でバトル→展開
②マッハファイターでバトル、さらに展開
と、2面除去しながらこちらは『大親分』込みで3面展開出来ます。最初のバトルで後述の『紅蓮の怒』を出せば4面展開も出来ます。
このデッキではやりませんが、1発でサイキックリンクに必要な3体を並べるみたいなロマンコンボも出来ちゃったり。
下はシンプルなブーストです。超次元呪文は入っていないのでただの1ブーストですが、『イメンズサイン』に繋げたいだけなので十分です。
《特攻隊長 鬼流院 刃》
『イメンズサイン』からの選択肢です。『大親分』が手札にいなかったり、相手のデッキのパワーラインが低そうな時はこちらを出します。
相手のクリーチャーが出た時にガチンコジャッジをし、勝ったらバトル出来ます。
出た時の効果は使われてしまいますが、残ってると厄介なタイプの効果を持ったクリーチャーを即座に潰せるので便利です。
さらにバトルに勝つとマナ回収効果が使えます。
後続に繋げたり、マナを伸ばせたりと見た目によらず器用な効果です。このデッキの場合、ピン投のカードも何枚か入っていてそういったカードにもアクセスしやすいので重宝しますね。
《イメンズ・サイン》
このデッキのコンセプトカードその2。
攻めにも守りにも使える仕事量の塊。手札から撃ってもヨシ。盾で踏まれてもヨシ。
撃てば何か起きるので弾があれば取り敢えず撃ちましょう。
《次元流の豪力》
"ギフトミランダリュウセイ"でお馴染みの1枚。殿堂解除により4投出来るようになりました。
『イメンズサイン』が手札に無い時はこちらを出します。もちろん『イメンズサイン』と比較すると出力では圧倒的にあちらに軍配が上がりますが、一応展開は出来るので妥協点としては悪くないです。
盾から『イメンズサイン』を引いた時のバリューは割と高く、返しのターンのカウンターや受けとしてきっちり仕事してくれます。
手札から出した場合は『勝利ヴォルグ』or『勝利リュウセイ』、盾のイメンズサインから出した場合は『勝利プリン』を出します。
《爆蓮電融 キリュウイン・バト》
このデッキの弱点であるパワー10000以上のクリーチャーを退かすための手段です。
地味に見えますが、バトル中は16000になるため大抵のクリーチャーには勝てる上、EXライフにより盾追加も出来るので除去札としてはかなり優秀です。
盾から引いた『イメンズサイン』から出せれば『イメンズサイン』の効果でバトル+盾追加+バトルで最大で3面受けることが出来ます。
また、メタを2面立てられてキツいみたいな状況も『イメンズサイン』を絡めれば、EXライフでメタを受けられるので2面取れます。
何気に自身ではなく自分のクリーチャーと相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶタイプなので、『大親分」や『特攻隊長』を選ぶことでバトルに勝った時の効果を発動させるなんて使い方も出来ます。
《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》
シンプルなブースト札です。
ブーストと貴重な赤マナ,受けを併せ持っているので採用しています。下が9コストと大きいのも『特攻隊長』や後述の『R.S.F.K』で活きてきます。
《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》
上は受けで下は優秀なサーチ呪文のツインパクト。
上は特に言うこと無いです。下の強さにしては高い性能の受け札です。
下は1コストで『バンビシカット』や『大親分』などデッキの欲しいカードにアクセス出来る素晴らしい呪文。1コストなので余ったマナで撃てるのが良いですね。
《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》
上は攻撃時に負けるまでガチンコジャッジをして、勝った回数に応じて相手の盾を割るという一風変わったものになっています。
盾を割るのは攻撃する時の効果なので、盾が1枚の状態で1回ガチンコジャッジに勝った場合、
という形になります。
このデッキにおける数少ないSAなので意外と使いますし、ガチンコジャッジの出目もそこそこ大きいので期待値は高いです。
下はガチンコジャッジに勝つと手札が減らないチャージャーで、自らマナに行くのでいざ打点が必要になった時に『特攻隊長』や『リュウセイガイア』で拾えるのも地味に嬉しい。
《超球の超人/父なるタッチダウン》
このデッキの弱点である
・3点がいないことによる打点不足
・パワー10000以上のクリーチャーがいると困るの2つを1枚で解決するバケモンカードです。
上はパワーが12000あるのでこのデッキだとなかなか越えづらいクリーチャーも踏めます。さらにバトルに勝った時に盾を1枚焼却出来ます。
たかだか1枚と思うかもしれませんが、盾が5枚の場合、3点が少ないデッキだと2点を2体用意しても盾を割り切れず、ジャスキルまでに合計4打点を必要とします。ですが、4枚になると2点×2で盾を割り切れるので必要になる打点が3打点に減ります。
焼却なので本来殴らなければならない1点をリスク無く削れるのもかなり強いです。ついでに抜け道はあれど割と範囲が広い妨害効果も持っているので安心感もあります。
下は12000でも越えられないクリーチャーを無理矢理除去出来る便利な呪文です。その後除去したやつよりコストが小さいクリーチャーを踏み倒せます。やはり確定除去があるだけでデッキの対応力は上がるのでこういうカードはありがたいですね。
このデッキの場合、出来れば『大親分』や『特攻隊長』といった7コストのクリーチャーを出したいところですが、パワーが12000より大きいクリーチャーって進化クリーチャーでもない限りは基本的に8コスト以上であることが多いので7コストを出せる機会は結構多いです。
具体例を挙げると、こちらが3tにブーストして「次5だからイメンズサインで走るぞ〜って意気込んでたらノヴァが出てきて盾が半分消えちゃった…」みたいなことって割とあるんですが、『タッチダウン』があれば返しのターンにこれを撃ってノヴァを除去すればマナからマッハファイターを出して横にいるやつも退かせるのでこのカードがあるのと無いのとでは話が全然違います。
○ピン投のカード
『Gio/巨大設計図』と『ギフト』,『ハヤブサマル』は言わずもがなだと思います。
『ギフト』は5枚目の『イメンズサイン』の役割。もちろんギフトミランダリュウセイも出来ます。
『ハヤブサマル』はブロッカーを付与出来るのでバトルに勝った時に効果が発動するクリーチャーにブロッカーを付与することで、返しのターンにより有利な展開を作ることが出来ます。
『Gio/巨大設計図』はガチンコジャッジで出るとほぼほぼ勝てるのが地味に嬉しいですね。下は文句なしに強いです。
あとは少し特殊なカードですね。
『ハヤブサツイン』はアバレチェーンで攻撃しているやつよりコストが小さいクリーチャーをマナから踏み倒せます。基本的には5,6コストです。
『ミランダ』→『プリン』や『キリュウインバト』を出して防御用の動きを取ることが多いです。ビーストフォークなので『イメンズサイン』に対応しているのが出しやすくて良いですね。
『オレドラゴン』で殴って30コスト分踏み倒せることがあるかも…?
ここに来て謎のフィールド。効果はシンプルでバトル中のパワーを盛ります。ほぼ+10000は結構デカいです。
一見かなりふざけているようで結構真面目で、比較的除去されづらいD2フィールドというカードタイプでこのデッキのパワー不足問題を解消出来ます。実際立てられるとかなり美味しいです。
また、『バンビシカット』から動いた場合、2→4→5となるので『イメンズサイン』を撃つ前の3ターン目が空きます。そのため暇である3ターン目に2→4でこのカードに繋げられます。
○超次元
《勝利セット》
流石に知らない人いないと思うので割愛。
『オレドラゴン』はそこそこの頻度で作れます。
《紅蓮の怒 鬼流院 刃》
鬼流院刃と言ったらこれでしょう。
『大親分』や『イメンズサイン』との相性が抜群に良く、展開力を底上げしてくれます。
『イメンズサイン』→『大親分』でイメンズサインの効果でバトルした時にこれを出せばマッハファイターでバトルした後、『大親分』とこのカードの効果でサイキックを2体出せるので4面展開が出来ます。
《勝利のヴォルグ・サンダー》
比較的新しめのカードです。もはや効果に元のヴォルグサンダーの面影はありません。
相手が何かを踏み倒したらランダムハンデスします。クリーチャーと呪文両方に対応しているので結構バカにならないです。
《大地のリュウセイ・ガイア/神羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》
ボルケーノとスプラッシュは使わないので割愛。
マナのカードにアクセス出来る上に2点なので使いたい場面は多いです。覚醒条件も緩いので割と覚醒出来ます。覚醒してもパワーが低い上に2点なのが惜しい。
《時空の役者カンクロウ/大見得の覚醒者ジャイアント・カンクロウ》
ブロッカーを超える手段として採用しています。
『大親分』から出すと即座に覚醒出来るのが面白いポイントです。ただ、解除が無いので除去されてもまあ仕方ないぐらいの気持ちですね。一応パワーは高いので殴り返しは受けづらいです。
この枠は割と自由なので、入れ替え候補としては意外と2枚目が欲しくなる『リュウセイガイア』や『大親分』からは出ませんが、『ミランダ』から出せる優秀なブロッカーである『セイントアヴェマリア』,攻撃力が上げられる『ボルバルザークJr.』の2枚目などがおすすめです。
《覚醒竜機ボルバルザークJr./殿堂王来空間》
このデッキにおける唯一のSA2点です。「メインデッキにSA2点がいないので即時打点が作りづらい」という弱点を補うために採用しています。『大親分』から出せるので一度ブロッカーを退かしてから横にいるクリーチャーと一緒にすぐに攻撃に参加出来ます。
皆さんが思ってる以上に2点のクリーチャーと1点のクリーチャーが数体並んでもゲームに勝てません。なので、即時打点を用意することで少しでも勝ちやすくしたい。そういう意味でアクセスしやすい外部ゾーンから飛ばせるSA2点というのは割と破格のスペックなんです。
各ターンの終了時に変なフィールドになりますが、決めきれなかった時に除去されづらい状態になるので意外と助かります。殴り返しを受けないのが強いですね。
フィールドになっている状態でマナを置いた時に2コスト払うとボルバル側に戻って1ドロー出来ます。つまり毎ターン2コストでSA2点を用意出来るので、その後のターンにゲームを決めやすくなります。
何気にブースト札を撃った時でも発動出来るのが面白いところです。
○その他採用候補
《EVE-鬼MAX》
盾を殴りに行く時にブロッカーを退かしながらバトルに勝った時の効果を起動出来る上、自身もSAなのでフィニッシュがかなり楽になります。
5コストと軽いので素出しがしやすく、『ハヤブサツイン』からも出しやすいです。敗北回避も不可能という程ではないレベルになっています。
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
『イメンズサイン』や破壊されたクリーチャーを山に戻すことで長期戦が戦いやすくなります。
上もハンターなので『紅蓮の怒』の効果を起動出来ますし、マナにアクセス出来るので使いやすいです。
《GENJI・ボーイ》
自分のハンターが攻撃する時にブロッカーを除去出来ます。
昨今のブロッカーはパワーが高く、このデッキだと処理に困ることが多いので周りに天門等(500円デッキも出ましたし)が多い時は採用してみても良いかもしれないです。
5コストと軽く、種族にハンターを持ってるので『ハヤブサツイン』だけでなく、『紅蓮の怒」から出しやすいのも相性が良いです。
○まとめ
構築に幅があって拡張性も高いので練ってるうちに愛着が湧き、感情のまま記事にさせて頂きました。
なかなか現代でサイキックを使うのは難しいですが、マッハファイターのおかげで多少抗うことが出来るようになっています。また、『イメンズサイン』は今後ビーストフォークが増えれば増える程可能性が広がるカードなので拡張性にも期待が出来ます。
サイキック使いたいよという方は是非組んでみてはいかがでしょうか?
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