08"3 (おばさん) ライダー奮闘記
今でこそ笑顔でバイクに乗っていますが、バイクに乗るにはまず「自動二輪免許」が必要です。
いまから21年前(あらやだ、もうそんなに経つの? びっくり)、まずは免許を取ることから始めました。
とほほ教習レポート(上)
・・・(^o^)あり、(@.@) あり、(T.T)あり
教習所へ下見 (4/15/2001)
免許が欲しいなら、とにかく教習所行って聞いてみるしかない。 近くで自動二輪免許を扱っている自動車学校は2校。 そのうち20年前に自動車免許を取った自校に、まずは話を聞きに行ってみた。 昔と違い、今は日曜・夜間も教習をしているし、夜間料金もない。 約15,000円の上乗せで追加料金なしの「安心パック」まである。 恐る恐る「事前審査はありますか?」の問いにも「ありませんよ」・・・('o')
決めた!!一番近くの入校日は翌水曜日の18日。
入校 (4/18/2001)
会社の許しも得た。教習料金を大事に持って、自校へ。 もちろん「安心パック」を申し込んだ。変な話だけど、自分がバイクに乗っている姿がイメージできないような状態だったけど、 「とにかく始めてしまった。後には退けない」そんな思いだった。
第一段階 (4/18~5/4/2001)
入校手続きの最中に呼び出され、早速1時限乗れることになった。 教官の「バイク、乗ったことある?」の問いに「後ろなら」。お決まりの引き起こしは予想通 り。 倒れたバイクは、いくら踏ん張ってみても、微動だにしなかった(ToT)。 重いバイクに、先行き不安は隠せない。
レバー
最初「ほら、また!」と何度も注意を受けたのは、レバーの握り方。 人差し指を残して、3本指で握ってしまう「自転車ぐせ」がなかなか抜けなかった。
転け・コケ
教習中は数え切れないくらいコケたので、初めてのコケを思い出せない。 バイクに跨ると「両足の指の腹がかろうじて着くかな」という程度の足つきなので、 一度バランスを崩すともう支えきれない。 「転けた時の逃げ方も身につけておかなくちゃならないから、コースでたくさん転けて練習しておくんだよ」 と励ましてくれたR子、ありがとう。
転けることによって、グローブの必要性も充分分かった。 8の字でコケた時はヘルメットの重要性を知った。・・・頭、モロに打ちました(@o@)。 いつも青あざ作っていたけど、それでもバイクに乗れることが嬉しかった。
視線
第一段階で忘れられない「コケ」は、5/2の教習。この日はクランクをまともに通 れたのは数えるほど。 今までコケたことのないS字でもコケた。次の時限にもまだその恐怖心が残っていたので、教官にそのことを話した。 クランクをよろよろと抜けていくわたしの姿を見て、「視線が悪いんだよ」と指摘。「ちゃんと通 るところを見ないと。 先を見すぎ」。確かに、コーナーに入る前から、もう次のコーナーに目がいっていた。 指摘されたことを注意して、通るところをきちんと確認してみると、転けなかった。
クルマはよそ見していても走るけど、バイクはきちんと見ないと走れない。 当たり前のことなんだけど、クルマの(よそ見)運転に慣れてしまっていたんだろうなと反省。
スラローム
バイク教習を受けたことのある人、大部分が「苦手だった」という課題。 わたしもその一人。とにかくアクセルを開くタイミングというのが、何度やっても掴めない。 アクセルを開けると、バイクが起きあがる。 バイクを「倒して、起てて、倒して、起てて」の繰り返しによって、パイロンを縫うように走り抜けるわけだが・・・。 頭は動かさない。視線は先を見るけど、近すぎちゃいけない。 パイロンの横を過ぎるときは、もう次のパイロンのことを考える。 あ~、そんな一度にたくさん・・・。「アクセルのタイミングが分からないんです」と相談したら、「じゃ、3速でやってみて」と言われた。 3速だとかなりアクセルを開かないとバイクが起たないので、その感覚を掴むためのアドバイスだった。次からはまた2速に戻ったけど、3速でのスラロームは、わたしにとってとても有効でした。
気持ちの持ちようって大切
「今日はコケなかったの~」と教習を終えて笑顔で出勤するわたしに対し、社長も同僚も「そこまでして?」と呆れ顔だった。でもわたしは一向に気にならず、 バイクに乗れることが楽しくて、楽しくて。「早く免許が欲しい」という気持ちももちろんあったけど、それより「ちゃんとバイクを扱えるようになること」が第一目標だったので、規定時間オーバーは全くと言っていいほど気にならなかった。これは「安心パック」だったことも大きく影響しています。いちいち追加でお金を払っていたら、「ああ、まだまだなんだ!!」と焦ってしまっていたように思う。「追加料金なし=たくさん乗れた方がお得」だなんていう「おばさん根性」も働いてました。
とほほ教習レポート(中)に続く・・・
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