我が人生で最も見た映画

生活していく上で自分にとって映画を見るということはとても大切にしている時間
おそらく最も人生で見たであろう映画について少しお話を

SE7EN

まずはじめに、今回のnoteはこの映画を考察するものではなく皆さんに是非見ていただきたい映画として紹介するnoteです。
SE7ENは1995年デヴィッド・フィンチチャー監督が手掛けた作品で、今をときめくブラッド・ピット、モーガン・フリーマンが主演をつとめた作品である。
ジャンルとしてはサスペンスになるのだろう。
"7つの大罪(Seven Deadly Sins)”皆さんはこの言葉を耳にしたことがあるだろうか？
簡単に解説すると主にキリスト教のカトリック教会で用いられる用語で間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すものである。
傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲
の7つの感情、欲望から成っている。
あくまでこの記事を読んでこの映画を見てほしいのでストーリーの内容や詳細には今回踏み込まないがざっくりしたあらすじとしては

奇怪な猟奇連続殺人事件を追う、ベテラン刑事サマセット（モーガン・フリーマン）と、志願して殺人課に転属してきた新人刑事ミルズ（ブラッド・ピット）。
やがてその事件は、キリスト教の「七つの大罪」になぞらえたものだと判明する。果たして犯人は誰なのか？ そしてその犯行の理由は？ 捜査を進めていくうちに、やがて事件は思わぬ方向に舵を切っていく…。

といった感じだ。
アメリカの著名な映画評論家ロジャー・イーバートは「今までハリウッドで撮られた作品の中で、最もダークで最も無慈悲な映画のひとつだ！」と評していて事実この映画を検索するとほとんどがバッドエンド、胸糞映画として紹介されていることが多い。ただ！！個人的にはただの胸糞映画ではないと感じた。
警察というものは映画においてほとんどの場合が正義として描かれ、犯罪者は悪として描かれる。
この映画も物語の視点的に上記のような正義と悪の描き方をしている。
私はこの映画を見て “正義には責任があり悪には思想があり思想を持った悪は責任を生み自身にとって正義になる”という考えに行きついた。
法治国家である日本では法を犯したものを罪人とし罰を与える。
完璧な生物でもない人間が作っただけの法律というものを一つも破らずに守っている人間が果たして本当に善い人間なのだろうか。
自分はそうは思わない。今の時代、法を犯さずに人を傷つけることはそう難しくないように感じる。陰口、SNSでの匿名の書き込みの全てが名誉毀損として裁かれているだろうか？否、半分以上の人が泣き寝入りしている状態である。
正義である警察の責任は国民を守ることである。その責任が100%果たされていない世の中で生まれてしまうのが思想悪である。

私は学生時代 法学部志望だった。
余談ではあるが中学3年生の頃にこの映画を見て法の不完全な一面、善人の概念について深く考え込んでしまった。結果 法に100%の信頼を置かないスレた高校生が完成してしまった。
この辺りで法学の道を捨て中高一貫校を中退し音楽の道に飛び込んだ(笑)

話を戻すが、思想悪について少しお話をしたいと思う。
例えばバイキンマンのような目的、思想の明確ではないものは悪としよう。
MCUの作品に登場するサノス あいつは完全なる思想悪である。
なんとなく伝わっただろうか。
簡単に言うと独自の思想で世のためにやってることが社会から悪とされちゃったのが思想悪である。
この映画内での正義は連続殺人犯を捕まえる責任を持った警察、思想悪は7つの大罪に沿って法では裁けない罪人を粛清していく連続殺人犯
だ。この映画を見終わった後あなたはどちらに深い共感をするだろうか。
この映画を見た後に我々の生きる世界この世界を美しいと感じるのだろうか。戦い抜く価値のある世界と思えるだろうか。

“人間は法で裁けない

罪を犯して生きている”

と言う思想を頭の片隅に入れて是非この作品を見ていただきたい。

あんまり長く書くとこの映画が好きすぎて深い内容についても書いてしまいそうなのでほどほどにしておこう。

なぜ！このタイミングで！この作品を紹介したのか！

それは
今年秋頃リリース予定のBetrayer Death Penalty 1st Albumはこの映画に沿って作った7曲入りコンセプトアルバムだからだ！！！！
とりあえずまだリリースも先やしこの映画を見て聴く準備をしとってくださいっ！！

今回は好き勝手書きました！
たまに何か思いついたら書いていきます🤙
では！