回転率は無視
会場のキャパが決まっているなら回転率を考えるのは自然だが朝市は考えない。
朝市はできるだけ長く滞在してもらってより多くの人とコミュニケーションを取ってもらうハブ的な役割があると考えるからだ。
例えば会場内には最大で200名程度しか入れないとする。営業時間が5時間で1回転が60分程度とするとお客さんは1000名前後になる。滞在時間を伸ばしてもらって平均で90分いてもらうと来場者数は減って666名となる。商売と考えると前者のほうがいいのだが朝市は目的が滞在してリラックスなので後者をよしとするのだ。
そのために必要なのがコンテンツ。ワークショップやイベントなどの企画を毎週立ててできる限り長く滞在していただくにはと考えている。
朝市にいったら何かがある。子どももずっといたいといい遊びつくしている。ペットを連れてきてもゆっくり滞在できるようにリードをつなぐことができる場所を作ったり自転車のラックを設置したりしている。
冬にはストーブを用意し、夏にはファンやミストを設置し暑さのピークを迎えるときにはプールを昨年は用意した。
お客様にできるだけその場にいていただき、より多くの人々とコミュニケーションをとってもらうことが何より重要だと考えて朝市は展開されているのだ。
私たちの朝市はそれを理念としてやっているが、みなさんが朝市をやるにあたりそれをテーマとしてやる必要はまったくない。重要なのは何のために誰のために何をやるかなのだ。
この理念がはっきりとみえてきはじめて朝市はよりよい場を提供できるようになってきたと自負している。
理念はとても大切だと私たちは思っている。さあ、みなさんの理念、決まっていますか。
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