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決断は最速が大前提

 朝市のスタッフたちは決断が速い。おれ? まだまだ全然遅い。

 リーダーはいつも言う「さっさと決断しろ」と。私はまだまだ修行中の身なので全然だめなのだがリーダーを含めた他のスタッフの決断はすこぶる速いのが朝市の特徴でもある。

 朝市は生きものみたいなものなので日々予想だにしないことが起こる。中には急を要する危険をともなうものもある。そんなときにいちいち上にお伺いを立てて対応するという制度は朝市にはないのだ。スタッフがそれぞれある程度の権限を持っていて、即座に決断し対応していく。

 なので事後報告が多い「みさおさん、入り口に立っている看板が風であおられ飛んでいきそうだったので今日は撤去しましたよ」とか「湿度があがってきたのでミストやめましたよ」とか。

 現場合わせという言葉がある。想定外のこと、事前に準備するも状況の変化により即座に対応しないといけないことが起こったときに現場にあるもので、ある状況でその場をのりきることを言う。そんなことが起こる機会が多いので、そのためにも決断は速くないといけないのだ。

 私はまだまだそのあたりが遅いのだが、よりよい結果を求めすぎるという癖からくるのだと思う。こんな対応でもしもっと悪くなったらどうしようとか、もっといい対処方法があるのではないかと思っているから判断が遅れるのだ。リーダーは「考えてもたいしたアイデアでないのだからとりあえずやれ」という。このあたりは朝市の、やってみなはれの精神にもつながっている

 リーダーに鍛えられ、私以外のスタッフの判断は速く、それにともなう対応もたくましいくらいに見事である。朝市のようなイベントには決断と行動のスピードが求められる。これからやろうと考えているみなさん、決断は最速ででいってみましょう。 

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