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人生に迷う僕と希望と無人惑星サヴァイヴ

希望。
アニメとかドラマでよく使われる言葉だ。
日常だと学校のスローガンでしか使われない単語だ。

希望とか情熱とか絆とか協力とか笑顔とか、
みんな笑顔でいつも協力しあっていたのか、
学校は希望に満ち溢れている場所だったか、
本当に絆なんて存在していたのか。

僕はそれらをアニメや漫画で学んだ。

学校では何も学ばなかったのかと言われると
上記に書いてあるようなことは学ばなかった。

虐められてたとか学校が面白くなかったから不登校になっていたとかそんな物語は存在しないけど、

学んだのは物事に対する当たり前な考え方と社会では使うタイミングを間違えると嫌われるような知識だ。

皮肉を込めると一般常識も学んでいたかもしれない。
一般的な常識だ。

教師を上司に見立てて間違っていたり不満があっても黙って相手の話を聞く力。
人間関係で嫌われるようなポイント。
希望とか絆とかを使う側と使われる側の存在。

現実では良いように謳っているけれど学校で学ぶのは所詮はそんなもんだ。

教科書に書いてあることと現実で学ぶことは違う。

けれどアニメや漫画の世界は違う。
作り物だとしても希望に満ち溢れている。

例えば2003年ごろにNHKで放送された
『無人惑星サヴァイヴ』というアニメがある。

近未来の話で7人の少年少女と1匹(ロボット)が
無人の惑星に漂流しその生きる過程を描いた物語だ。

この7人は出会ったばかりのクラスメイトで一人一人がとても個性的だ。
威張り散らす奴もいれば真面目で優しい奴もいる。
天才だけど弱虫な奴もいる。
大人っぽいやつもいる。
けれど皆12ー16歳という設定で
子供らしさは拭えない。

漂流した惑星は文明が既に滅んでいて原始時代の密林のような場所だ。

猛獣や怪物もいる所にたかがクラスメイトという
関係性だけの人間と生きていけるだろうか

僕にはできない。
やってみたいという気持ちもなくは無いが、
恐らく破綻するだろう。人間関係も生命活動も。

このアニメは知ってる人は少ないが個人的には名作だと思う。話数も多いけどぜひ観て欲しい。

きっと学校では得られない希望を感じることができる
はずだ。