ヘッポコPCでカラーを描く裏技

実は彩色したレイヤーは意外と拡大に耐える、というお話。

例えば。線画は大きくB4原稿で350dpiで描いてて、別に保存しておきます。
それをハガキ大とかA5の小さなキャンバスに変更して、350dpiで作業します。軽~く動作しますよ。
最後に小さいキャンバスの方の線画は残したまま、彩色したレイヤーだけ、B4大の原稿に貼り付けます。
小さい画像になりますから、それを拡大してB4原画に合わせてみましょう。
拡大しても彩色したレイヤーって、意外と大丈夫なんですよ。

最後の仕上げだけB4大でやるときは、ブラシサイズが小さいものを使うと思いますのでB4大でやっても遅延が起きにくいというわけです。

どうしてもパワーの落ちる予備のノートPCなどで描く必要が出てきた時にやってみてもいい方法だと思います。

ある時私がカラーイラストの線画をB4で描いてた時、いつもの癖で600dpiで線画を描いてました。
それを350dpiに直すのを忘れてそのまま色を塗ってたんですが、妙に大きな筆で遅延が起きるな、重いなって思ったんです。
当たり前ですね。600dpiでカラーを描くと重いんですね。で、途中から350dpiにしてやり直した時、彩色がすごく軽くなったんです。

そう言えば思い出しました。前にTwitterで流れてきた情報で、線画と彩色別々にやって、下塗り程度なら72dpiでも大丈夫だって言われて、本当かしらとやってみた時に結構いけたのを思い出したんです。

これをヒントにカラーだけA5とか葉書大の小さいキャンバスで塗って、おおまかに塗ったものを拡大して、線画にはめても案外線画の拡大よりもストレスが無く画質劣化が気にならない感じで収まるなって思ったんですね。

もし、メインのマシンよりパワーが落ちる予備のマシンなどを使わなくてはならない時、描き進めておきたい時は、この方法も試してみてください。

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