色トレス線の分離

最近、とある著名なアニメーターさんとの交流があり「色トレス線が分離できたら色塗りが楽なのになぁ」という話をされてOpentoonzを眺めていたら出来たのでまとめておきます。

色線を分ける

Opentoonzを起動してBrowserタブを選択します。
カラムに画像を読み込む必要はないので、注意してください。

読み込む画像を選択して右クリックします。
なお、複数枚数あってもOpentoonzが認識できる連番であれば複数枚の画像を一度に分離作業を行うことができます。

「色線を分ける」を選択します。
通称「イロワケール」という機能名らしいです。

するとこのようなウィンドウが表示されます。

あとはOpentoonzの通常操作と近い感じで移動拡大縮小操作などしたり、上部のボタンで見てるセル番号を変えたり色を拾ったり（Macだと微妙にバグる）右側の数値をいじっていい感じにしたり保存先を選択したりします。

機能的には紙色と実線の他に色トレスが３色まで対応しています。今の一般的な作画素材であれば十分な機能かと思います。

「色分けを実行」を選択すると画像が書き出されます。

通常のペイントなんかでも使えるとのことですし、版権もこれで分ければ便利になったりするのであればいいなーと思いつつ。

線画提供は小嶋慶祐さん（@kkeisuke220）

pic.twitter.com/yEst5JMFEY

— 小嶋慶祐 (@kkeisuke220) July 22, 2020

開発裏話のソースはこちらのツイートのやりとりで。

カラーセパレート機能通称イロワケールです。かぐやの時に模様やタッチの色トレ線ごとに塗り分ける必要があって分離する機能を作りました。黒線を消せるのがキモですね。赤青以外も設定できます。かぐやでは緑や赤紫も使ってたので。

— yoichi senzui＠ナイス害 (@sen_cha) July 21, 2020