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私の歌は私が歌うしかない

先日、大切なお友達が歌を歌うということで聞きに行きました。

とてもステキな先生なんだよと、レッスンの話は友達から聞いてて。そんな先生にもお会いしてみたいし友達の歌も聞きたいと。

アットホームな会場で、歌う人も聴く人もみんなにこやか。
高橋真梨子さんの「…for you」を歌う友達。歌詞にある「あなたが欲しい~」って恥ずかしいよね、と話していたけれど。

初めて聴く歌声はとてもあたたかくてのびやか。「あなたが欲しい~」と手を伸ばした先に、亡くなったご主人さまがいた。間違いなく聴きにきてくれていた。

わー泣けるーー。優しさと強さと心地良さに包まれて、ふわふわと聴く人に届いて沁みて。心地良かったなぁ。

友達が習った先生は、「あなたの歌はあなたにしか歌えないよ」とおっしゃていたそうだ。なんてステキなんだろう。歌に乗せて自分を出すっていいなぁ。

もちろんシンプルに、歌って発散!とかもあるけれど。どうやらそれだけではない歌い方。
聴いてくれる人のために歌う歌じゃなくて、自分のために歌う歌。だけどそれは、聴いてくれる人に届く歌にもなってる。
あーやっぱり伝わるんだね。

その日から、車の運転中に、わたしも歌を歌ってる。思い入れのある歌を流して、思い出や過去の想い、誰かのことを、なんとはなしに頭に浮かべながら、今日も高い音域をカスレカスレ歌ってる。

#30分で書いてみた

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