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読書メモ(4)


きみの友だち
重松清
2024.3.17


足の不自由な恵美ちゃんと
病気がちな由香ちゃんは、
ある事件がきっかけで、クラスのだれとも付き合わなくなった。

わたしはみんなを信じない、
だからあんたと一緒にいる


心に残った言葉

「結局ね、気が合う合わないじゃなくて、松葉杖のわたしとぐずな由香は歩く速さがおんなじだった、ってことだと思うの」


理屈でも理由でもなくて
友だちだよねと確認合うものでもなくて
ただそばにいるのが心地よいから付き合う

一緒にずっといるのが友だちじゃなくて
離れていても思い出すのが友だち
離れていても平気なのが友だち


自分と一緒にいてくれるのが当たり前じゃなく
(卑下する意味ではなく)
一緒にいたいからという理由でいてくれるひとを
大切にしていこうと改めて気付かされたお話

感謝の気持ちを言葉で伝えていくことを
忘れないようにしていこう、と思った

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