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らんたん亭3周年の御礼について

はじめまして、中島美喜です。(旧姓:川上です)

4月よりらんたん亭のボランティアに参加し、事務的な体制作りや、会計、クラファンの監修などを行っています。

実は、らんたん亭の代表中島と9月8日に籍をいれました。

お祝いに駆けつけてきてくれた人たちも、本当にありがとうございました。

でも、結婚するまでは、めちゃ悩みました。彼が、命と自己資金をすべてかけて築いてきたらんたん亭を、家庭を支える妻という立場で、どう支えるべきか考えあぐねいていたからです。もちろん、行き場のない若者にご飯と居場所を提供し続けることは素晴らしいことですが、中島家という一家庭にとっては経済的にマイナスでしかありません。

付き合った頃は、彼は壊滅的にお金がなくて(でも料理は圧倒的に美味しかったし、人間性はピカイチでした!)、結婚する気があるのか、非営利事業だけでは食ってはいけないし、二人で暮らしていくお金はどうするのかと、何度も話し合いを重ねました。

将来のことを考えるといつも不安でしたが、中島は本当に暖かく魅力のある人だったので不思議と「きっと大丈夫」という気がしました。

そして、らんたん亭という場所を、愛している大人や、そこを頼って集まってきている若者たちがたくさんいることを知り、この人は、人に愛されるひとなんだな、とも思いました。

「家庭を犠牲にせずに、らんたん亭も犠牲にしない。わたしもまさくんも同時に自己実現をかなえて、幸せになれる道が、考え続ければ必ず見つかるはず。」と信じて、その道を探して、ここまでやってきました。

同棲生活も一年近く続けましたが、彼と私はいつも「本当に彼が、私がやりたいことなのか」「内発性はあるのか」を基準にして、家庭もらんたん亭も犠牲にしない二人の関係を、手探りで築いてきました。出会うべきパートナーとして、最高の人と出会えたと思っています。

私が思う「人が人らしくあれる社会」は、大きな目的感に縛られない、自分自身の本当にやりたいことを模索し続けることができる人間を育てることができる社会だと思っています。家庭のために、お金のために、仕事のために、社会のために「自分のやりたい」がわからなくなり消えてしまう社会。らんたん亭がそんな社会を変えていく一つの礎になればいいと思っているし、中島にしかそれは達成できないと思います。

まずは、私と中島の家庭から、「自分らしく、人らしく」誰の「やりたい」を消さない社会を実行していきます。

いつもらんたん亭を愛してくれている、全ての人たちに、感謝をこめて。
最後の最後まで、らんたん亭と、中島をよろしくお願い致します。

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