しごできお姉さんになりたい

「しごでき」とは「仕事できる」の略である(多分)。
チョコレイトに入社してから毎日「しごできお姉さんになりたい」と思っている。
隠していたわけではないが、実は私は『マイ・インターン』のアン・ハサウェイにめちゃくちゃ憧れている。就職したら絶対ハサウェイさんのように子育ても仕事も頑張るんだと決めていた。
だが、大変なことにウェイさんと現在の私の差が開きすぎているのだ

2022年10月時点での二人の差

同じ社会人のはずなのに…!なぜこんなにも差が。ちなみに私は「アン・ハサウェイ」を噛まずに言えたことがない。
そして私は一旦アン・ハサウェイを諦め、普通に“ヒールコツコツ髪の毛かきあげ系お姉さん”を目指すことにした。
ヒールにパンツスーツに、片手にコーヒー、長いサラサラの髪の毛が揃えば完璧である。
だがそこでさまざまな問題が発生。

1. コーヒーを片手で持てない
私は熱に弱く、コーヒーが片手で持てない。酷いことに、両手でも持てない。手押し車や、ワゴンなどで運ぶしかないのだ。

2.足が太すぎてパンツスーツが履けない
「あれ?今日はレギンスなんだね!」
「パンツスーツです」
「…」
そんな重い空気をチョコレイトで流すわけにはいかないのだ。

3.座高が高い
ヒールを履いてしまうと、私が足の長さを本当に気にしてることになるのだ。それを悟られるわけにはいかない。

4.髪がゴワゴワ
陰毛で作ったカツラを被っているような見た目なのである。それに加えて、私は髪の毛が書き上げるほど伸びない。ずっとボブなのだ。ボブのままオリンピックが3回きた。例えボブやマイケルだったとしても前髪を伸ばせば、かき上げれるのではないかと思い挑戦したが、かき上げるのが下手くそすぎて鼻の穴に指を突っ込んでしまう。

5.歯が黄色い
なんとなく黄色でもなく、もはや、イエローと言いたくなる黄色なのだ。どんだけ仕事ができても、どんだけパンツスーツでも、『それでもあの女は歯がイエローだ』と言う情報が真っ先に来てしまうのだ。

6.仕事ができない
見た目だけ揃えようとしていて気づかなかったが、核の部分がシンプルにできていなかった。


そんなこんなで、“ヒールコツコツ髪の毛かきあげ系お姉さん”は諦めることになった。
それでも「しごできお姉さん」になりたい私は“服パーカーとかなのにめっちゃ仕事できるお姉さん”にシフトチェンジすることにした。
よくよく考えたら、チョコレイトのみなさんは私服なので、パンツスーツで行くと確実に浮くのだ。ましてや、コーヒーを手押し車で持ってきたら浮くどころの話じゃない。
とりあえずパーカーを購入したが、そこでまた気づいてしまった。
私は仕事ができないのだ。

仕事できるできない以前に、そもそも私の業務が、作品投稿をすることや、会議の時に意地でも雑談しようとすることぐらいしかないのだ。
どう頑張っても私の憧れるパソコンカタカタ系ではないのだ。

でも唯一、noteをやってる時、パソコンをカタカタしてるのでnoteを頑張ってみようと思う。
とりあえずアン・ハサウェイを噛まずに10回言えるようになりたい。

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