まず牛を球とします。読んだよ

5月31日まで無料公開中とのことで『まず牛を球とします。』を読みました。

内容としては素直なディストピア飯の話から始まるのですが、牛が大豆で20センチの球だった。いや本当に、牛が大豆なのです。
出オチだけでもおいしくおもしろかった!

同居人の描写に、もしかしてこれはズートピアの世界のように人間ではなく動物たちが文化を担っているのではないか。牛が大豆で球なんだから、人類がシマウマや鹿でもおかしくない。
こういった不安を抱えながら読みましたね。

牛を球にすること。月が平らかな球にされてしまったこと。そして多分最後は地球も球にされてしまうということ。同じことを示唆しているんでしょうかね。

肉の値段がストーリーによってかわるというのも面白かった部分ですね。わかるそれわかる。ぶっちゃけわたしたちは、物語にお金を払うんです。
インスタで人気の○○さんが着ていた服だから、売れるとか。付加価値に大切なのは物語です。


さて、この面白かった『まず牛を球とします。』に、わたしが付加価値としてなにか一言つけくわえるとすると…

横浜駅SFの人だぞ!

これでしょうか。面白かったです。素直に面白いと思った後にそれを知って、なるほどですよね流石ですねーってなりました。