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いつの間にかデザインの靴を履いて、役割を溶かすネコになった私は

こんばんは、もしくは、初めまして。たじまちはるです。昔は色んな意味を込めて「ちちちちちちぃ」というあだ名でした。おっぱい!

この記事ではこんなことを書いています。

・企業の中のおひとりさまデザイナーがやってること
・それは私の役割じゃないと自分で言うのも苦しくなる
・役割の靴を履いて渡り歩くネコ
・役割の責任はもちながら、境界を超えて歩く

またこのnoteは個人の思想を好き勝手に書き出してるので不快な人はスルーしてください...スミマセン...

企業の中に入ったデザイナーの役割 is 何?(問い)

私はここ一年ほど、とある企業の中の10人くらいの部署のおひとりさまデザイナー(出向/週3日)をしています。ハッキリ言って超楽しい。住みたい😸

企業の中に入ったデザイナーの役割ってなんでしょうね?
過去に働いた「デザインチームがある企業」は、ある程度の役割がはじめから決まってました。が、おひとりさまとして出向で入ったのは初です。

さて、私、こと「とあるチームのおひとり様デザイナー」は何をしているのかというと...。創るために必要なこと、必要な役割、必要な考え方から創り上げるまでを、一緒に模索しています。

初めて誰かに何かをお願いするときって「やりたいことはあるが、それを叶えるために、わからないことの相談からしたい」と思いませんか? かくして私は私の役割や関わり方から創るつもりで働いています。(という考えに至りました。)

これは、協力してもらえていることが重要で、私が説明ベタで図に書いて話したりしても、それに耳を傾けてくれたり、やりやすい形へとできる限り寄り添ってくれます👏大事過ぎて壁に貼って音読したい!

「それは私の役割じゃない」と言わない私

さて、早速ですが、弊社の製品の展示会に関わる制作で、チームのみんなとやった業務をここに書き上げます。

・事業内容の資料を集めて言語化や整理を行う
(言葉を編集し直したり、強みを一言で表そうとしたりする)
・ターゲットや強みや目的などをまとめる
・イベント会場の導線を作る
・作るものの素材選定やサイズなどを決める
・制作する紙媒体全ての構成とライティング
・パンフレット、ポスター、パネル4種の制作
・他の制作物との統一のためのすり合わせ会議
・印刷会社さんとのやりとりや入稿など
・ウェブサイトの制作(デザイン・コーディング)
・などなど...?

それを「デザイナーの仕事じゃない」という人もいるかもしれないけど、私は頼まれてできそうなことは一緒にやります。(不安なことは不安だと伝えるよう心がけてはいます...。下手かもしれないけど)

これを私(デザイナー)の役割じゃないと言われたり、自分で思った瞬間、自分の首がしまります。私がやりたい役割は見た目を創るだけでなく、いいところを引き出して、伝わる部分や見える部分を「といで」いくことも入っているから。

「それは私の役割じゃない」と自分で言うのも苦しくなる

デザインのお仕事をする上で、コンセプト立案や、目的の設定、ターゲットの設定に関わったり、定義していくことは結構重要です。が、場所によってはこれはデザイナーの仕事ではないって言われるそうです。

でも

私たちがアウトプットするためには、たらふく美味しい情報を食べたり、どんなアウトプットをすべきか頭の中でお絵かきする必要があり、それは手がかりなしにはできないんですよ

デザイナーはディレクターと、とける
デザイナーはエンジニアと、とける
デザイナーは印刷会社さんと、とける
デザイナーはユーザーと、とける
デザイナーは決定権をもつ人と、とける
デザイナーは役割を超えて会社の人と、とける

これができることで、設計を行うために栄養補給をできるのです。
「それはデザイナーのしごとではない」は、分けて楽になるならいいけど、私はそうでもないのです。いつもどおり人の合間をフラフラ歩いて、いつのまにかデザインの靴を履いて役割を溶かすネコになったのです。

デザイナーの領域の境界はぼやけ、溶けて、混ざっていく

上記のような話をすると、じゃあデザイナーがディレクションもするの?とか思っちゃうこともありません?私だけ?

でもそういうことじゃないので、全部一人で気負うことはないです。「一緒にやるもの」という捉え方のほうが大きい。
今の環境では、みんなが役割の靴を履き、役割の責任をもち、役割を超えて歩きまわるので、丸投げとか任せっきりにはなりません。

役割の書いてある靴を履いていても領域を渡り歩く事ができます。いつしか領域の境界線はぼやけて溶けて混ざっていくのだと思います。

デザインの靴を履いて、役割を溶かすネコになった話でした。

おまけ

昔はわたしは、ディレクターとデザイナーを結構役割としては分けて見ているところがありました。

丸投げされるのが嫌だったし(←今もそうだけど...)
考えるところとか、中身を考えるところからやりたいから、ディレクションをしたいと思ってました。そして、見た目を作る作業は仕方なく手離れさせちゃおうと思ってました。(今も時々悩むけど)

正解なんてないのに、申し訳ない...。この考えをその当時誰かに押し付けてしまってたらスミマセン。今は場所や環境で変わるもんだと思ってます。

確かにおおまかな区切りはみえるし、役割の責任はどこかは考えるけど、場所によって違うよね。というおまけ話でした。

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