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【社会環境部会コラム】かわごえ環境STYLE(8)koloro farmとサニーサイドテラス

 川越の地で信念を持って農業に従事し、それを消費者に届けようとする店舗の連携事例を紹介します。川越市中老袋の地で、こだわりの野菜を作っているのが、「koloro farm(コローロファーム)」さんです。

 『私たちは、川越市中老袋の地で代々農業に携わりながら、5年ほど前から自分たちの野菜を作りはじめました。少しずつ畑を広げ、スタンダードな野菜を作っていますが、変わった西洋野菜も作っていこうと思っています。栽培期間中は農薬や化成肥料を使わずに野菜を作っています。』

 「koloro(コローロ)」はエスペラント語で色という意味です。彩りのある畑にできたらとこの名称にしました。koloro farmは女性農家2人によるユニット名です。

 koloro farmの畑がある川越市中老袋は、入間川に架かる入間大橋周辺にある地域で、市内北東部の芳野地区にあります。中老袋は古くから農業の地域で、もちろん今でも変わらずに農業の地域であり続けています。入間川沿い、この地で17代(!)農業を営んでいる新井家。中老袋は昔から米作りが盛んですが、実は、酪農も盛んに行われていた地域で、この地域だけでも数軒の酪農家がいました。という新井さんもかつては酪農家でもありました。新井さんは今までの農業とはやり方を変えたいと、埼玉県小川町の金子美登さんの霜里農場に定期的に研修に通っています。

中老袋のkoloro farm

 川越では、川越Farmer'sMarketなどのイベントにも時期により参加しています。川越で特にこだわりの素材を求めている飲食店などからの要望もあり、koloro farmさんは、これから川越で積極的に農産物を展開していきます。また、一番街の埼玉りそな銀行蔵の街出張所向かいの路地を入ったところにある、「ベトナム小粋雑貨sunny side terrace」さんで毎月行われているマルシェでもkoloro farmのお野菜が出品され定着してきました。販売される野菜は時季により変わりますが、茄子、ピーマン、オクラ、人参、じゃがいも、バジルなどが好評を博しています。こつこつと川越でがんばる農家のこだわり野菜を、お店で手に入る環境が作られています。地元の良いものと地元で手に入れる。koloro farmの彩りある野菜をぜひ。

サニーサイドテラスの店頭で野菜販売

「ベトナム小粋雑貨Sunny Side Terrace(サニーサイドテラス)」(川越市幸町3-15)通常営業時間11:00-18:30、定休日:月曜日・火曜日, Tel.049-226-2908, E-mail: info@sunny-side-terrace.com

(石川真)


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