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アルファポリスでインセンティブ稼ぎのための創作は割に合わないが、メリットはそれ以外にある。


アルファポリスに投稿している人は、一部の人を除いて、インセンティブ稼ぎするために投稿しているわけではないと思います。
ちょっと考えればわかることですが、割に合わないんですよね。インセンティブのために創作するのって。

文章を書いてお金を稼げるライター業の場合、未経験の人は1文字1~0.1円くらいで契約するそうですが、アルファポリスのインセンティブはどうでしょうか。

ホットランキング1位を取る作品でも30万PTを越すことは滅多にありません。
それをとれたとしても貰える見込みスコアは4800(僕の場合の推測ですが)、確定スコアは昨今下がり気味なことを加味したら4128円くらい。

1話1500字として、3話目くらいにHOTランキングにインして1位になって30万PTをとったとしても、文字単価はその時点でも1円以下です。

毎日1500字書いていても、文字単価1円の損益分岐点となる約11万PTには2週間も経たずに到達するでしょうし(でもこのレベルのPTを維持できる人は1日2~3回投稿しているので、文字単価はもっと早く下がるでしょう)、一日8000以上のスコアを稼ぐには複数の投稿作が必要になるでしょうから、アルファポリスで月20万以上などのトップクラスのインセンティブを稼いでいる人達でも、底辺ライターより文字単価は確実に低いでしょう。

なので、文章を書くことで稼ぎたいと思うなら、ライター業をしている方が最初から収入を得られるし、熟練すればさらに収入が爆伸びする可能性があるのです。


しかし、アルファポリスで創作&投稿するメリットがないかというとそうではありません。
いている作品は自分のものなのですよね。当たり前ですが。
つまり、著作権があります。


自分の創作物のストックはあればあるほどよい。資産と同じです。

自分が書いた作品はカクヨムなどに再掲することも可能。書き直したり、他と組み合わせたりして字数を増やして何かの賞に応募をするのも可能。同人誌出版したり電子書籍化することもできますから、そこで収益化も可能です。
対してライターの場合は、作った記事は依頼者のものですから、基本的に納品した時点で手から離れるのでそういうことはできません。

自分の創作物を消耗品とするか、コンテンツとみるか、の違いです。


それと、アルファポリスで投稿を続けているとアルファポリス内での知名度や信用も上がります。アカウントに着く信用(読者のファン化)はバカにできません。
元々僕がアルファポリスに最初に投稿した短編は完結するまでお気に入りが10にも満たなかったのを覚えています。
それが、続けていたら今は投稿初日でも二桁はお気に入りが入るようになりました。続けているだけで、ここに自分が書いているということが分かって見てくれている人がいるんだな、と思いました。


もし作家となって印税を貰うような活動をしたいとなった場合、こういう実績は有利になると思います。
実績がまるでない人とある人とでは出版社からは大きな違いでしょうから。これは一社会人なら痛感することではないでしょうか。
家を買うとかで銀行に融資を受けたいと思った時、過去に取引している人の方が有利になるのと同じですしね。


過去に書いてた作品があって、それをアルファポリスにアップしておいたらインセンティブが発生した……こういうのが負担なくできるアルファポリスでの収益の発生をさせる方法でしょう。

インセンティブを貰えるのは嬉しいことですが、そればかりに囚われず、おまけみたいに考えて活動するのが、長い目で見れば一番得なのではないかなと思います。

こちらのnoteがお役立ちいただけてれば幸いです☆