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【専業主婦】アラフォー、本気出す

まもなく、仕事を離れて1年になる。
先行きのわからない漠然とした不安の中で始まった専業主婦。

少しずつ日常を取り戻しながら、気の抜けない日々を過ごした。
初めての学校、初めての状況。
小さなストレスや不安が小さな身体に与える影響は少しずつ蓄積していき、時々、休息が必要だった。働いていなくてよかった。そう思った。

でも生活に慣れていくと、今度は何も生み出さず家にいるだけの自分を責め始めた。何も言わない夫から、勝手に無言の圧力を受けている気になった。
夫が疲れたと言ったり、休日までの日数をカウントダウンするたびに、いたたまれない気持ちになった。

本当に苦しくて、何もかも投げ出したくなったときもある。

正直、それは完全になくなったわけではなく、ふとした瞬間に顔を出す。
専業主婦という立場を望みながら、そうしていることに罪悪感を抱えて生きている。

そんな罪悪感から逃れるためには、パートでも始めるのが一番いい。
だけどもう、仕事を休みたくない。
子どもの体調不良で仕事を休むときの、あのなんとも言えない罪悪感。何度やっても慣れるものじゃない。
パートとはいえ働いて家事も育児もしてるのに、夫はほぼ仕事だけ。
子どもが体調不良でも休むのは私のほうで、私ばかりに負担が増えるのも不満だった。
ママだから。パートだから。私が休むのが当然みたいな、あの日々はもう嫌なのだ。

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