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【小さな暮らし】子どもにお金育

今後、子どもにかかるお金が増えても、他の部分は「小さく」を心がけたいと思う。

好きなだけ好きなようにお金を使っていた過去は変えられないけど、これからのことならなんとかできる。

大人になって働き出して、自分で自由になるお金がたくさんできて。
「貯金する」ということを知らなかった私は、実家に住みながらいくらかのお金は入れていたものの、好きなだけ好きなようにお金を使っていた。

もちろん限度はわきまえていて、収入を超えた買い物はしなかったけど。
でも貯金はほとんどできなかった。
「少しでもいいから貯金しておきなさいね」
そんな一言があれば、もしかしたら何か違っていたかもしれない。

決して裕福な家に育ったわけでもなく、かといって食べる物に困る暮らしをしていたわけじゃない。
ごく普通の、どこにでもある家に育った(と思う)。
でも、両親は「貯金する」という意識の低い人だったのだ。
特に父は「宵越しの銭は持たねえ」という謎の江戸っ子気質で、本当に何も残さず亡くなった。

残された母は、いつからか「貯金」をしており、わずかながらの蓄えと年金でやりくりしながら暮らしている。
もっと若い頃から、ほんの少しでも貯金していれば、もう少しまとまった額になっていたに違いない。

そんな両親に育てられたため、私も「貯金できない人」だったのだ。

「貯金」という情報を知らないまま育ってしまったので、「貯金する」という意識が欠如していた。

そんな私が「貯金しなければマズイ」と本気で思ったのは、夫との結婚を(勝手に)意識し始めたとき。
もしこのまま順調にいって結婚となったとき、「お金がないから無理」なんて恥ずかしくない? そう思ったのだ。

そこから、意識を変えた。

1着1万円するような洋服やコスメをやめ、本を買うのを控え、使うお金が減ったから実家に入れるお金を増やした。
それでも10万円以上あったから、保険やスマホ代、お小遣いなど差し引いて5万円は貯金した。
ボーナスを頼って買い物したこともあったけど、ボーナス払いは一切やめた。
ボーナスに頼らなくても支払いできるようにお金が貯まっていったし、ボーナスはほとんど使わず貯金にまわした。

人間、意識が変わればできるのだ。

決して大きな額じゃなくてもいいから、貯めること。
そこから私の「小さな暮らし」への挑戦が始まった。

とはいえ、共働きだった頃と今を比べるとまだまだ無駄が多かったし、削れるところもずいぶんあった。
それは今も同じで、もう少しなんとかなるんじゃないかという気もする。
でも、最低限のラインを決めて、その中でやりくりできればOKということにして、あまり突き詰めていかないようにしているのが現状だ。

そんなわけで、私は子どものときからお金育が大切と思っている。

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我が家のお金育。
これが正しいかそうでないのかわからないけど、自分が子どもの頃にあったらよかったなと思うお金の知識を、子どもに伝えています。

小1から始めたお金育。
親族と交流がほぼないので、子どものお年玉は夫から渡されるお金のみ。
あとは月々200円を渡している。
本人に全額渡してお財布に入れ、何に使ったかは私がメモしている。
ゲームが欲しいなど、千円単位のお金を使う場合は自主的に「買ってもいい?」と聞いてくる。

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