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日光道中・奥州道中 その10「店開く前の朝の道、灯りが誘う夜の町(千住宿)」

 日光街道、最初の宿場町「千住」から、次の宿場町「草加」へと向かう道中。
 私の歩いた記録では、最初に歩いた2015年4月下旬に丸一日かけて歩き、二度目の歩きの2017年5月下旬では2時間半程度で歩いていました。
 千住宿は、かつての本陣跡と現在の鉄道駅がとても近い宿場町で、五街道に準ずる由緒のある街道から、迷い路のような現代の路地まで、様々な道が交わる町です。 

北千住駅の西口駅前。
「きたろーど 1010」という文字が見えます。
この「1010」は「千 十」、つまり「せんじゅ」を意味するそうです。
「1010」商店街のある千住宿ですが、「0101」もあります。
「0101」の前には「乾杯」という意味深な文字が・・・。
「乾杯」などというから、「路地の誘惑」に引き込まれてしまうことに・・・。
日光街道の東側、つまり線路沿いを並行する「盛り場」の通りです。
※注 2014年頃の風景です。看板や店名は今と異なっている場合があります。

 まだ千住宿の本陣を出たばかりです。
 こちらに迷い込まずに、きちんと街道を進みましょう。
 
 千住宿の本陣から北へと向かう街道も、現在では賑やかな商店街となっています。
 商店街の右側に「街の駅」という観光案内所があり、ここでは、パンフレットを眺めつつ一休みできるようです。

かつては魚屋が営まれていた、大正時代から続く建物が活用されている「街の駅」です。


https://www.adachikanko.net/wp-content/uploads/2022/04/220303_ohsenjuMAP2022_R40408.pdf

(参考 この「街の駅」でも見ることのできるという、千住の案内地図パンフレットです)


本陣より北側にも、街道から枝分かれする「路地の誘惑」がひそんでいます。


そろそろ、街道に「かえり」ましょう・・・。

 この路地に交わるあたりの街道も、商店街が続いています。
 ただし、ここを歩いたときは、二度とも朝の時間だったため、まだ開店前のお店も多くありました。


宿場町での謎の誘惑に注意しましょう・・・(?)

 この誘惑注意はさておき、日光道中の宿場町を描いたシャッターも多くあり、これから歩く街道の予習(?)もできる商店街です。


草加宿 千住の次の宿場です。スズランはよくわかりません。
春日部宿
杉戸宿

栗橋宿 利根川を渡る渡船場と関所がある宿場です。
中田宿。栗橋宿から利根川を越えたところの宿場です。


古河宿 藩主は幕府の要職につくこともある古河藩の城下町でもありました。


野木宿・間々田宿


新田(芋柄新田と呼ばれることもあった)宿


小金井宿


日光「裏見の滝」

 ほかにも、店の人による開店準備中だったり、荷物やポスターで遮られて撮っていないものも含めると、おそらくは日光道中の宿場は一通りあるようでした。
 

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