大相撲
まさか自分が相撲にはまるとは思っていなかった。
子どもの頃は、相撲は年寄りが見るものだと思っていたし、結婚してから今年で25年になるが
姑舅は相撲が好きなんだなぁぐらいにしか思っていなかった。
まあ、それでも人気力士ぐらいは知っていた。
千代の富士
曙
水戸泉
若乃花
貴乃花
それが、この力士のせいで相撲にはまってしまった
かわいらしい顔をしていて
小柄ながら、大きい相手を倒す
炎鵬だ
舞の海みたいだ
そんな風に思っていたのだが
むくむくと「相撲を見に行きたい」と
いう気持ちがじわじわ出てきて
夫にそれを言うと
夫もふたつ返事だった
夫は貴景勝が好きだ
相撲のチケットは簡単に取れるんじゃないかと思っていたのだが、先行最速抽選に落ち、チケット会社での先行も落ち、一般発売日にネットに繋がった時は2階B席しか取れなかった。
甘かった
とはいえ1/16(木)初場所5日目に行ってきた。
終始、この日のために買った双眼鏡と倍率の高いコンデジで見ていた為に、帰る頃には、車酔いのようになっていた。
でも、充分楽しめた。
驚くほど係りの人の感じがいい。
売店のおばちゃんも
入ったお店の人も
きっと一見さんはあしらわれてしまうんだろう
そんな思いがあったのだけど
見事ひっくり返った
この日、炎鵬も貴景勝も勝った。
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千秋楽の今日
33歳幕内最下位の徳勝龍の優勝
解説の北の富士さんが
地味な力士でなんとかって言っていたけれど
優勝インタビューで徳勝龍が
「ぼくなんかが優勝しちゃっていいんでしょうか?」と自分を引き気味に答えていたので
北の富士さんが言った意味がなんとなくわかった。
そして勝った瞬間
顔がくしゃりとなり泣いたとき
私もぶわっと涙が出てきて
この人はどれだけ辛い稽古をして
土俵に立ち、この場に立っているんだろうかと思った
いい人なんだろうね
徳勝龍
それから
うちでは、炎鵬が勝つと
姑も夫も私に「炎鵬すごかったね」。と
この2週間、なんだかそういう会話が面白く感じたし、夫は帰ってきてから毎晩、録画してある相撲を見るので、それも今日で一旦休みだ。
生きてるなら楽しみを探さなきゃって
私の周りでよくきくけど
そういうのって、探してるときは見つからず
じわっと好きだなっていうのが
時に大きな好きに変化してくんだなって思う
でも、冷静な自分もいるのね
好きが大きくなりすぎると振り切れて
疲れてしまうから
まあ、なにごともぼちぼちだ。