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マーベルスタジオ&ブリティッシュエアウェイズのチキンカリー

ロンドンまでのフライト時間は約13時間。モンゴル、シベリア上空を飛び、スカンジナビア半島の北側からロンドンに向かう飛行航路。成田、ニューヨークの16時間に比べると3時間ほど短いので、まだ気が楽。と言っても、さて、どうやって時間を潰すか。第一の経由地までのフライトはブリティッシュエアウェイズ。機材は久々の787。機内のエンターテインメントシステムでは数多くの映画が観られるのでいつも楽しみにしているけれど、今回はマーベルスタジオの映画が4本もあったので、超ラッキー!

キャプテン・マーベル、ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー、アント・マン。すでに映画館で観たアベンジャーズ・エンドゲームを除く3本を立て続けに観た。エンドゲームに出てきた女性のすげぇ強いヤツは誰なんだ?って気になってたので、真っ先に観ることにした。次に観たのが、ガーディアンオブザギャラクシー。そして、アントマン。アベンジャーズ、エンドゲームに出てきた見たこともないたくさんのヒーローがそれぞれフィーチャーされて単独の映画として公開されていることにびっくり。なかなか楽しめました。また、全てはエンドゲームにつながるようなストーリーになっていたので、帰りのフライトでは、繰り返しにはなるけどエンドゲームをまた観ようかなと思った。

それぞれの映画の上映時間は2時間ほど。3本で合計6時間。合間にブログ書いたり、仮眠取ったりしてるとあっという間に到着まで残り90分となり、待望の夕食の時間がやって来ました。日本時間は遅めの22時。外は14時なので明るく夕食って感じではないんですが。昼食が期待を大幅に超える料理だったので、必然的に夕食にも期待が高まる。そしてCAが口にした言葉は、チキンカリーにトマトパスタ!そっか、そう言えば日本のカレーライスはイギリスから来たものだったよな。カレー、いいね!そして、もう一品はトマトパスタ。パスタ大好き人間にはパスタも諦めきれない。植月さんと話合い、僕がチキンカレー、植月さんがトマトパスタを頼むことにして、それぞれ味わえるようにした。

いよいよCAが来て、どっちにするか尋ねられたので、すかさずチキンカリーとティーを頼んだ。見た目はほぼ日本のカレーライスと同じ。スプーンがなかったのでフォークでライスとカレーをすくった。とろみもあり、日本のカレーの粘度とそう変わらない。なのに、その味わいは日本では食べられないような味。日本のカレーライスに似たような味わいではあるけれど、お家で食べるハウスのカレーでもなく、食堂やカフェで出てくる業務用のよくあるカレーでもなければ、インドやネパール、スリランカのカレーとも全く異なる。それでいて、奇をてらったカレーでもなく、日本のザ・カレーライスのよう。何が違うんだろう。使用されているクミンの量が少ないので、サッパリとしたカレーに仕立てられている気がしたけれど、なんとも不思議な食体験。うん、美味しい。

イギリスのカレー、日本のカレー。それら2つがどこまで似ていて、どう異なるのかはこれだけではわからないけど、日本にもたらされたカレーのルーツを確かめたくなった。少なくとも半世紀以上続く日本のソウルフード、カレーライス。その源流はどのような進化を経て、現在どういった形で食されているのか、またひとつ楽しみが増えた。あっ、植月さんが頼んだパスタは、一口もらったけど、トマトクリームソースがお似合いのペンネでした。トマトの酸味がまあまあ残しつつ、濃厚なクリーム系のソースがよく絡まっていて、とても美味しいパスタでした。これも、鎌倉パスタやカプリチョーザでは味わうことのできないテイストに、ブリティッシュエアウェイズの機内食の完成度の高さに大満足でした。決して高級感あふれる豪華な食事ではないけれど、庶民にとってはごちそう!を感じさせてくれるとても美味しい機内食でした。

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