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ディバイドバトル5-2&プレマ争奪戦優勝! カティ採用青白揺り籠「カティーリア」解説

ビルディバイドプレイヤーの皆様こんにちは。ディバイドバトル関東に参戦してまいりました北海道大学ビルディバイド部です。別に北大のネームバリューを借りてビルディバイド布教しているだけなので全く問題ないのですが、初めてお会いした方々にも自分が思っていた以上にこのアカウントの中身がばれていてビビりました。村社会すぎるねビルディバイド。
この場で一応改めて書いておきますが、ビルディバイドを少しでも多くの人に興味を持ってもらいたい、始めたばかりの方や情報が広まりにくい地域に住んでいるプレイヤーにもデッキを紹介したいというのが当アカウントの主な目的ですので、デッキリストをパクって紹介したりビルディバイドYoutuberの方がこのデッキをネタに動画を作ったりなどはもちろんOKです。むしろどんどんやってくれ。みんなで新しいデッキを発掘して環境まわしていこう。

さて、今回はタイトルの通り、5月3日に札幌にて開催されたプレイマット争奪戦にて優勝&先日開催されたディバイドバトル関東にて5勝2敗という戦績を収めたデッキを紹介します。4c夕顔スタートアルタミラも近日中にnote書き上げる予定なのでそっちも見てね。
下に目次があるので好きなところから見てください。

デッキリスト&持ち込みに至った理由

まず、デッキリストが下記画像になります。

もっと練り上げられたな~と反省

画像をご覧になっていただいて分かる通り、このデッキは2ndセッションファイナル~3rdセッションが始まる頃から一つのデッキタイプとして確立され始めた青白揺り籠がベースになっています
私がこのデッキを作成するに至った流れなのですが、大きな要因としてまず13弾が発売されてから(特に普段調整している身内の中で)これ強くね?となったカードがありました。それがミストウォーカーフロレンスです。

#フロレンスいつもありがとう

ショットトリガー以外で対象に取ることができないデコイ、弱いわけね~~じゃんとなり、実際に使われて改めてその強さに泡を吹きました。赤青メルクリウスなどで主に採用され、活躍していますね。13弾環境の最初の方はこのカードを強く使えて、かつこのカードを倒せるようなデッキを模索していました。この時期に、以前書いたnoteでも取り上げたフロレンス採用の青黒焼炙の門などを作りました。しかしディバイドバトル関東の一か月ほど前から少し新たな風が吹き始めました。「もしかしてカティって卍なのでは?」

「見切ったと思わせておいて、返す刀で敵を討ち取る。ちょっとカッコイイと思わない?」
お、思う〜〜〜〜

カティに対して弱いという評価を下していたわけではありませんが、やはり青いデコイのバドラトスというフロレンスの存在のキャッチ―さに目が少し曇っていました。呪われた切札のような確定除去が辛いとはいえ1回コマンドを使うだけでパワーが12500まで上昇し、もう1回使えばブリッツデコイという犯罪的存在ができ上がるのはさすがに強いですね。ほなカティも研究するか、、ということになり、メルクリウス以外でこのカードを強く使えるデッキって何だろうな~となって思いついたのが、青白揺り籠でした。テリトリー効果で環境探査や遅滞戦術を使いまわしたり、ペトロネラやルルベラを使ったりすることで、ゲーム中に永続的にコマンドを手札に補充できる上に、落日の帰還や魂の価値、千里眼といった低コストで使用できるコマンドを無理なく採用できている(=カティ効果を発動させやすい)デッキだというのが主な理由です。そこでまず適当にライカ→カティに変えるだけという雑なデッキを使って回したらまあ~~強いこと強いこと。身内で対戦するとカタリナも純正揺り籠もシバけたので東京持ってくデッキ決定!

採用カード解説

旋舞回撃 カティ

気合入ってる衣装だね

持っている効果自体はとてもシンプルで、カティがレストの時にコマンドを使うとパワー+5000orブリッツ化。ただ、1ターンに何度でも使えます
このデッキでは低コストコマンドを重ねてカティをパワームキムキブリッツにしてライフを守り、カティとユニット化したコマンドでライフを殴っていき、序盤に殴られて劣勢になっていたライフレースを逆転させていきましょう。
余談ですが、カティはデコイなのでこいつがいる限り当然ライフは殴られませんが、相手のカリンの効果で1ダメージ喰らった際にショットトリガーが出てカティ効果が発動する、ということがディバイドバトル本番で1度ありました。効果宣言忘れないようにしよう。

①超越者の揺り籠

強いから使った。以上。

②九頭竜・使役する者カミーリア

4枚採用。解放札なのでこちらも特に書くことはないです。登場時効果のスカウト3で必要なカードを探し(基本はルルベラ探せば良し)にいきましょう。基本はテリトリー解放→次ターンルルベラ登場できれば心が安らぎます。

③答える者コンサール

4枚採用。解放事故怖かったのでひよって4枚にしました。非ショット、非バスターの枠で採用したいカードがたくさんあるので3枚の方が良いかも。カミーリアと相討ちできるパワー4500を鑑みてメーテンではなくこちらを採用しました。でも3コストのメーテン&ペトロネラ等でリーサルターンに一気に生き物出しきるのも強いんだよなあ。

④スモーク・ディスチャージャー

4枚採用。従来の青白揺り籠との大きな違いを生み出している一枚です。カティ採用青白揺り籠はディバイドバトルで自分以外にも何人かいたのですが、「青白揺り籠を現環境で更に強くするためにカティを採用した」という人と「カティを強く使うために青白揺り籠を使った(自分はこっち)」という人で構築の違いが感じられ、このカードが採用される/されない という点でその違いが大きく現れていたと思います。
自分のこのデッキは「とにかくカティを守る」というコンセプトであるのと、純正揺り籠や青鳳、ぶっ壊れハンデスランデスアグロブンブンカルト女カタリナなどといった対象に取って悪さをしてくるデッキが多いので自分は4枚採用しました。
対面のデッキや手札の状況によってはカティの効果を誘発させるためだけにプレイすることもごくたまにあります

⑤落日の帰還

3枚採用。このデッキにおける落日は本当に最強でして、ユニット化したpsiの低コストコマンドを手札に戻しながら、カティをカティ効果&落日効果で合計パワー+8000できます。パワー20500ってなに?落日で手札に戻ったコマンドを更に使えばカティを更にパンプしたりブリッツ化したりできて大宇宙です。当然ペトロネラとの相性も◎ですね。

⑥魂の価値

4枚採用。言わずと知れた墓地メタカードでありながらパワー上昇効果も持ち合わせる強カードです。相手ターンにカティとペトロネラの両方が盤面にいる場合、相手ユニットのパワー的にカティが魂の価値でなくカティ効果の+5000だけでバトルに勝てそう、というときはペトロネラに魂の価値を当てて1ドローしながらカティ効果を発動させてバトルに勝利できるようにしたり、相手の揺り籠効果の対象になったコマンドを魂の価値でリムーブしながらカティ効果を発動させたりして、盤面有利を作りましょう。気持ちいいんだわこれが

⑦ヘッドショット

3枚採用。揺り籠とカタリナに対して有利を取れる強カードです。また、このデッキではカティ効果を誘発させるために墓地が4枚以上でもプレイのみ(空打ち)することがしばしばあります(7000リムーブ効果が使えないだけでプレイ自体は可能です!)。結構大事かも。
少しテーマからそれた話になりますが、青白揺り籠がデッキタイプとして誰にも認知されていない頃から北海道、関西、九州(他にもいるかもだけど)で同じようなことを考えて揺り籠は墓地減らせるから白入れてヘッショ採用しよう!となった人がいるのすごすぎますよね。デッキを0から作れる人マジでうらやましい。今回も既存のデッキタイプにカティ突っ込んだだけなので0から作ったわけではないのでね

⑧念動検証実験

このカード覚えてる人いる?

1枚採用。このデッキではテキスト後半の効果は使えず、ただパワーを+3000するだけのカードなのですが、カティの効果を誘発させることができる点、テリトリー効果で使い回せる上にペトロネラに使うことでペトロネラがパワー8500になりながら1ドローするドロソにもなるという点を評価して採用しました。
個人的秘密兵器だったのですが、ディバイドバトル当日の7回戦終了後に、本当にたまたまほぼ同じデッキを使っている人とデッキの中身を見せあったら相手方のデッキにもこのカードが採用されていて変な声が出ました。

⑨千里眼

2枚採用。上記のスモークディスチャージャーと同様のカティを守るためのカードです。採用枚数は2と3で迷いましたが、2だと少なく感じ、3だとかさばるような感じがして判断が難しかったです。カタリナ、揺り籠、青鳳が多い環境だったので今は3枚採用でも結果的には全然よさそうでしたね。

⑩強制開放

1枚採用。揺り籠、青鳳に対して有利を作り出してくれます。また、テリトリー効果で自分の墓地を5枚リムーブしながら全体5000ダメージ、更にライカをプレイして全体に合計10000ダメージというムーブは青白揺り籠の伝統芸ですね。伝統芸かは知らないけど強いです。

⑪虚数残影 ペトロネラ

虚数残影(ディオスクロイ)、かっこよすぎる

4枚採用。このデッキの潤滑油です。引けたときの安心感がすごい。上述の通り念動検証実験や、遅滞戦術をペトロネラに使用して手札リソースを補い、アタッカー兼ドロソとして大切に使ってゲームを有利に進めましょう。

⑫TX-11 重護爪駆 ルルベラ

4枚採用。引けないことにひよって4枚ですが、本当は3枚にして下記のライカは2枚採用したい気持ちもありました。
言わずと知れたウルトラ卍ドロソユニットです。解放ターンの次ターンはとりあえずこいつを投げれば問題ないです。ドロソ枯れたときに山札のトップからこいつをツモると砂漠で遭難したときにオアシスを見つけたような心地がします。

⑬†ブロードランチャー† ライカ

1枚採用。従来の青白揺り籠の切り札的存在です。このデッキを作った当初はカティを4枚採用にしてこいつは不採用だったのですが、さすがに強いしライフやエナジーからこいつが見えたら相手も警戒してくれるので採用しました。揺り籠や青鳳のような小粒ユニットが並びやすいデッキに対して、カティと一緒に強く出ることができるのも採用の大きな一因です。

⑭環境探査

2枚採用。テリトリー効果で使い回せるドロソです。序盤は雑にドローカードとして使っていいし、後半はカティ効果を誘発させる低コストコマンドとしても活躍します。初手にこいつ引けるとなんか気持ちいい。

⑮遅滞戦術

4枚採用。汎用性MAXの攻撃妨害札です。このデッキだと序、中盤の防御で使うのはもちろん、テリトリー効果でドロソとしても活躍し、自分のペトロネラに当ててペトロネラ効果と遅滞戦術効果で合計2ドローするのが主な使い方です。後述しますが、相手のショットトリガーを絶対に捲りたくない時はカティやバーサークユニット化したコマンドにも使うことがあります

⑯熱波凝縮

2枚採用。揺り籠とカタリナに強いので採用。後述の不採用カードのところで書きますが、個人的な採用理由が大きいのでこのデッキの中で一番諸説ある枠です。もちろん弱くはない。

⑰念撃弾 レイホゥ

4枚採用。特に書くことなし。

主な使い方、ターンの進行

1、2ターン目(テリトリー開放前)

今の環境は基本的にさっさとペトロネラ出して殴りに行っていいと思います。特に青鳳、カタリナ、アルタミラはテリトリー開放後にライフからショットが出てくるとかなりだるいので開放前に殴るのが吉です。開放札が二枚以上手札にある場合、コンサールで同様に殴っていくのが良いと思います。メーテンなら1ターン目から出せるのでやっぱり今はメーテンの方が強いかもね。

3、4ターン目(テリトリー開放、開放後の1ターン)

3ターン目は当然ですがテリトリー開放します。このターンはカミーリア(観測者)は基本は殴らなくて良いと思います。自身が先攻で相手が青鳳の時と、相手がカタリナなら殴りましょう。どちらも後より今ショット踏む方がマシだし、カタリナ相手ならどうせ次ターンにカミーリアが手札に戻されてしまうので。
4ターン目はルルベラを出しましょう。引けてなかったら泣きながらいい感じにコマンドを構えてください。また、相手が自ユニットに除去効果を使ってきた場合、基本的にはペトロネラ以外は守らずに通しましょう。ドロソが欠損しているときにユニット化した遅滞戦術に八咫烏を使われた、というようなよほど苦しい状況以外は後々のカティのために防御札は温存するほうが良いです。

5、6ターン以降(7,8エナジー以降のターン)

7エナジーのターンまではカティは出しません。それまではコマンドやルルベラで必死に耐えましょう。ライフに関しては、どうせカティが着地したらもうライフは減らないので必死にルルベラやペトロネラでライフへの攻撃をブロックする必要もありません。イメージとしてはレッドゾーンまでは間違いなく殴られても問題ないです。ライフのカードが墓地に行ってもテリトリー効果のコストとして使用する墓地のカードが増える、と捉えることができるし、ここで熱波やレイホゥなどの強力なショットを捲れると、相手盤面が空いた状態で次ターンにカティを場に出しておけるのでライフで受けて上振れた時のリターンがかなり大きいです。
8エナジーのターン以降でカティを出す理由は、体感ですがカティはカティ効果を二回は使える状況でないと簡単に破壊されてしまうので、カティ登場に6エナ+1コストコマンドを2回は使えるように2エナで計8エナジー必要です。相手が全くクイックを構えられず、カティを安全にレスト状態にできる(相手ユニットに安全に殴れる)場合は7エナ時点で出してもいいかもしれません。
これ以降のターンはとにかくカティを絶対に盤面からどかされないようにひたすら手札にコマンドを補充しながら丁寧に相手ユニットを殴りつつ(この時テリトリー効果で念動検証実験や千里眼使うと大抵のユニットは上から踏める)、その後にバーサークのユニット化コマンドたちとライフを詰めていきます。ライフを急いで詰めることよりもカティが死なないことが大切なので自分のバーサークユニットやカティ自身にテリトリー効果で遅滞戦術を使って0ヒットアタックすることも多々あります。カティは適当にコマンド使うだけでパワーが12500まで上がるので、ダメージ系ショットトリガーのレイホゥやキャピタルブレイカーなら耐えられます。呪われた切札を捲った時は泣きながら落日を使って逃げましょう。カタリナ対面でモリアーティ捲ったら泣き叫んでください。逆に言えば切札モリアーティ以外はあまり怖くないです。
そして、相手を詰め切るリーサルのターンに手札で余っていたペトロネラや観測者を全投入して殴りきる、あるいはライフを0に追い込んだタイミングでダメ押しでライカをクイックで出して殴り切りましょう。とにかくなが~いロングレンジのゲームを想定しているので序盤にあまりにもバカスカ殴られるとちょっときついですが、後半にライフレースを捲り返すことを意識してゲームを進めてください。このデッキ使うときに一番大事なのは焦らないこと、そしてカティが場にいるときに「いや、、千里眼と魂の価値なら無限に持ってるけど、、?」という顔をすることです

各対面について

対超越者の揺り籠(純正)

有利です。相手のライフにレイホゥ、不意の挟撃、呪われた切札のいずれかが2枚以上入っていると苦しいですが、それ以外の場合はまずカティが場を離れません。カティが出るまでは魂の価値とヘッドショットでテンポを取っていきましょう。

青鳳

有利です。相手のライフにレイホゥ、不意の挟撃以下略。盾から見えるstay for meも十分だるいですが、魂の価値とスモーク、千里眼で対応できるのでギリ許容範囲です。ブリッツ化したカティにバーサークユニットのコマンドたちが突っ込んでくる様は涙なしには見られません。こうなるとガチ気持ちいい。ディバイドバトルでは1、2回戦あたりで青鳳と当たれなかったのがプレミでした。当たってたらガチで優勝見えたんだよなあ。

カタリナ

ちょっっとだけ有利寄りの五分です。モリアーティ、セバスチャン、審美する魔境の有無の問題で青白型より赤白型の方がきついです。
相手が上振れたら相当きついけどそうでなければ勝てるって感じです。今回のディバイドバトルでは1~4回戦がすべてカタリナだったのですが、1~3ターン目でハタゴ→カタリナ→カタリナされてその上自分のライフがバスター4枚だったゲーム以外は勝てました。
ネブリナネブリナクロチェとかいうこの世の終わりみたいな盤面も巻き返して勝てます。先攻ならカタリナカタリナされても勝てます(バカきつかったけど)。霹靂一線八連を二回踏んでも勝てます。相手の引きの上振れは己のプレイングで全て巻き返しましょう。あ ちょっとカティで殴った時にモリアーティ踏むのだけは勘弁してほしいです、いやマジで

不利対面

奪略の聖骸サルワスール
一撃でライフをほぼ削りきる火力、カティにどれだけコマンドを積んでも上回れないパワー、そもそもデコイ無視してくる。勝ち筋は相手の最初のテリトリー開放にレイホウ投げて小型ユニット出しまくって早々に殴りきるしかありません。カティ出さないのが正解です。
焼炙の門(赤青どっちも)
カティがほぼ確定でショット踏まないといけないってマ?赤門に関してはヴォルガネードを最速で出されるとカティ登場が間に合わないのも辛いです。

不採用カード

開かれる道
なんと持っていなくてそのまま不採用に。買うの渋り続けて今に至っています。さすがにもう買います。さすがに入れた方が強い。

絶龍技・八咫烏
熱波が入っている分、他の非ショットコマンドに枠を割きたいため不採用。観測者1枚削ってでもさすがに入れた方が強い。このデッキほどメインデッキを52枚にしたいと思ったことはないです。

痛み分け
もちろん強いけどカティとのくっつきを考えて1コスコマンドの採用を優先。枠がギチギチすぎて無い


おわりに

いかがだったでしょうか?個人的にはいいデッキを仕上げられたな~と若干満足しています。プレイングが結構難しく、言語化するのもかなり難しい部分があったので、気になることがあればDMでもなんでも聞いてください。14弾環境もこのカティ―リアをこすり続けながら新たにデッキを開拓していきたいな~と思っておりますので、また卍デッキが作れたらnoteやらなんやらで情報共有しようと思います。
それではここまでご覧いただきありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。




来れる漢はディバイドバトル北海道来いよ!!!!!!


画像の引用
デッキリスト:桂川研究室より作成
桂川研究室 (osakatower-bdlab2nd.web.app)

各カードの画像:DIVEより引用
ビルディバイド公式サイト (build-divide.com)

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