栗の花学園投資研究会 その1
〇 涼鳳(りょうおう)女子高校・表門
『涼鳳桜ケ丘女子高校』と書かれた立派な門柱の横に、
『栗の花学園女子高校』と書かれた粗末な木の看板もまた、卒塔婆のように立てかけられている。
校内には豪奢な校舎が二棟のほか、立派なグラウンドや体育館なども建ち並び、その脇に昭和の雰囲気がある、古くて小さな校舎も建っている。
桜が満開なので春だと分かる。
〇 涼鳳女子高校・美術部デッサン室内
棚の上には「ブルータス」「ヘルメス」「マルス」などの石膏像。
室内上手の広いスペースがあるところで、メイド風の制服を着た栗の花女子高生4人が必死の形相でジャンケンをしている。全員が胸に美術部のワッペンを付けている。
その中に混じっている御堂琴里(みどうことり)。
他の人は上級生という設定で、メイド・カチューシャを付けている。琴里は一年生なので付けていない。
琴里は女優で言えば、浜辺美波に似た可愛い少女だが、彼女だけ真剣さがあまりない。
その様子をスタイリッシュな制服に身を包んだ涼鳳女子高校の生徒たちが可笑しそうに見つめている。
栗の花・生徒A「ジャンケンポイ。」
栗の花・生徒B「あいこでしょ!」
一人だけグーを出した琴里が負ける。
栗の花・生徒Ⅽ「決定ね。モデルは新入部員の御堂琴里さん!」
抱き合って喜ぶ、他の栗の花の生徒たち。
なぜそんなに喜ぶのか分からない表情の琴里。
琴里「あの~先輩、モデルになんのは、そんなに嫌なことなん?」
驚く他の栗の花の生徒たち。
栗の花・生徒A「あんた、なんにも知らなかったの?」
栗の花・生徒B「どうりで落ち着いてたはずね。」
栗の花・生徒C「デッサンのモデルってことはヌードよ!ヌード!」
琴里「エッ!」
愕然とする琴里。
その時……、
「いやだ~恥ずかしいよ~。」という声が美術室に併設されたロッカールームから聞こえてくる。
声の主は不自然に体を屈めた小柄な椎の木高校の男子高校生。
凛々しい制服を着た降龍(こうりゅう)高校の男子生徒に背中を押され、美術部のデッサン室に現れる。
栗の花・生徒A「あの子が交換モデルね。」
気の毒そうにつぶやく。
降龍・生徒「降龍高校美術部より、付属・椎乃木高校の生徒一名を連れて来きました。」
涼鳳・美術部長「あ、ごくろうさん。こちらも派遣モデルが決まったようよ。」
部長はそう言いながら琴里を見て、ニッコリとほほ笑む。
涼鳳・美術部長「御堂さんと言う子で、栗の花女子の一年生です。」
琴里「エッ、どうゆこと?」
焦りだす琴里。
栗の花・生徒A「だって女子が女子の裸をデッサンしても面白くないでしょ。」
振り返るとモデルの男子生徒はまだ抵抗している。
降龍高・生徒「山田君、女子高のモデルになるなんて光栄だろ?」
椎乃木高・生徒(山田)「いやですよ。俺、裸だなんて聞いてませんよ。」
涼鳳・美術部員A「大丈夫、大丈夫。お姉さんたちが可愛く描いてあげるから。」
そのいきさつを見ている琴里。
タラリと汗が流れ、蒼白になる。
琴里「美術部に入んの、やっぱ止めま~す!」
美術部のワッペンを机の上に返して、脱兎のごとく逃げ出す琴里。
栗の花・生徒A「あっ待ちなさい! そんなことが許されると思ってるの?」
慌てて琴里のメイド服を掴もうとするが琴里はものすごく早い。
既にデッサン室を走り出ている。
涼鳳・美術部長「せっかく自分から入部希望で来た子を逃がすなんて!」「すぐに追うのよ。捕まえないと分かってるわね。」
恐ろしい表情の涼鳳・美術部長。
必死の形相で琴里を追う栗の花女子生徒A、B、C。
〇 涼鳳女子高校・廊下
ものすごい勢いで逃げている琴里。
お掃除用具を手にした、メイド服姿の生徒たちが驚いて見送る。
その画面にナレーションが入る。
ナレーション「涼鳳女子高校と、同じ敷地内に併設された栗の花学園は経営母体も同じ女子高校だ。この二校は共に成績優秀・品行方正を募集条件としている。ただし双方の設立目的には大きな違いがある。」
ゼイゼイと息を切らしながら追いかける栗の花女子生徒A、B、C。
乗馬服姿の涼鳳の生徒も慌てて道を譲る。
その画面にもナレーションが入る。
ナレーション「日本を代表的するセレブを父母に持つ娘たちが通う涼鳳女子高校(指導方針は博愛と慈悲)に対し、栗の花学園は涼鳳の生徒たちをお世話するために作られた授業料及び住居費無料のメイド養成校(指導方針は奉仕と感謝)だったのだ。」
〇 涼鳳女子高校・教室前
『投資研究会・説明会場』という立て看板がある、
その教室の扉を開けて飛び込む琴里。
教卓でクラブの説明をしていた高輪未幸(たかのわみゆき)が驚く中、
琴里は、一番後ろの空いていた席に座り、前屈みになって身をひそめる。
教室内は八分の入りで、座っているのは琴里以外全員が涼鳳女子の生徒。
全員の目が琴里に注がれる。
周りを見渡して、そのアウェー感に押され、小さくなる琴里。
〇 美術部デッサン室
汗だくでヨレヨレの、栗の花・生徒A、B、Cが、部屋に飛び込んで来て、その場で倒れる。
栗の花・生徒A「に、逃げられました・・・」
降龍・生徒「ヒェ~ッ」
ドン引きする降龍高校の男子生徒。
ボディビルパンツ一枚でデッサンモデルになっている山田もチラリと目を向ける。
山田(手書きで)「履いてますよ~。」
涼鳳・美術部長「チッ、あんなヨレヨレじゃ、こいつらをモデルにできないわね。」
すぐに別のアイデアを浮かべる部長。部員に向かって、
涼鳳・美術部長「あなたたち、御堂さんの保護生徒を探してください。」
涼鳳・美術部員B「ハッ、保護者じゃなくて、保護生徒ですね。今調べます。」
タブレット端末で調べる美術部員B。
涼鳳・美術部員B「わかりました。御堂さんの保護生徒は・・・、」
タブレットに小柄で薄茶の巻き毛が可愛い少女の写真が写しだされる。
涼鳳・美術部員B「彼女と同室の先輩。二年生の倉橋真奈美さんです。」
涼鳳・美術部長「御堂さんが逃げたなら、その倉橋さんには連帯責任を取ってもらわないと・・・」
不気味に顔を上げる部長。
涼鳳・美術部長「その人に派遣モデルになってもらいます!」
涼鳳・美術部員B「個人予定表では彼女は今、サッカー部で掃除をしているはずです。」
涼鳳・美術部長「ではサッカー部に緊急案件としてお願いして来なさい。」
〇 サッカー部・ロッカー室
サッカー用具が整然と並べられたロッカー室内をホウキで一人、掃除している倉橋真奈美。
そこにサッカー部のユニフォームを着た女生徒に案内された、涼鳳・美術部員数人が現れる。
美術部員「アレが倉橋真奈美ね。」
ターゲットを確認した美術部員たち。
ガシッと両脇を掴まれる真奈美。
真奈美「な、なんですか⁉ ボクにどんな用?」
〇 運動部連の廊下
ホウキを持ったまま、訳も分からず連行されて行く真奈美。
涼鳳・美術部員B「あなた、御堂琴里の保護生徒ね。」
真奈美「えっ、そうですけど。琴里ちゃんがどうかしたんですか?」
不安そうな真奈美。
涼鳳・美術部員B「あの子が逃げたんで、あなたに代わりを務めてもらうの。」
真奈美「代わりって、何の?」
〇 涼鳳女子高校・裏門前
学校法人降龍学園高校と書かれたマイクロバスが止まっている。
真奈美「エッ、エッ? どうして降龍高校のバスがあるんですか?」
涼鳳・美術部員B「つべこべ言わず、あっちで仕事してきなさい!」
真奈美「ボクだけで行くんですか? いやですよ男子校なんて。」
ホウキを持ったまま、無理やり押し込まれる真奈美。
バスが走り出す。
〇 涼鳳女子高校・教室の中
投資研究会のクラブ案内をしている部長の高輪未幸が琴里に話しかける。
美幸は、女優で言えば中条あやみ風の美人だ。
美幸「ええっと、あなたお名前は?」
琴里「はい、あの、御堂琴里といいます。えっと、入部希望です。エヘ。」
気まずいので、取り繕う琴里。
美幸「そう御堂さんというのね。私は高輪未幸といいます」「あなたは栗の花の生徒さんね・・・」
教室の中にいた涼鳳の生徒の間からクスクスと笑い声が漏れる。
美幸「ここは、投資研究会といって株取引を勉強するクラブなんだけど。興味あるの?」
涼鳳の生徒・宮倉嘉穂「この子は逃げて来ただけですよ。きっとサボリね。」
涼鳳の生徒・春日麗香「居酒屋の『お通し』と間違えたんじゃないかしら。」
自分で言いながらホホホと笑う。
その態度にムッとする琴里。
売り言葉に買い言葉で、負けん気に火が付く琴里。
琴里「確かに前のクラブからは逃げて来たんやけど・・・」「そんでも、わたし株取引に興味があります。お父さんもやってました。」「スッテンテンになりましたけど。」
教室中が爆笑のウズに巻き込まれた。
美幸「はい、笑わないで。今、御堂さんが言われたことはとても重要なことです。」「投資には必ず危険性があるのだということを知っておく必要があります。」
美幸は黒板の前に株式取引に関する資料を広げた。
(図とはこういうものです ↑ ↑ )
美幸「株を買うということは、その会社のオーナーになるということです。」「そしてもし、その会社が順調に業績を上げるとインカムゲインが入って来ます。」
琴里「ハイ質問。インカムゲインって何ですか?」
嘉穂「インカムゲインってのは配当金の事でしょうが。高輪先輩は帰国子女だから英語で言うの。」
琴里「配当金って?」
嘉穂「あんたバカ? 貯金で言えば利息みたいなもんでしょうが!」
美幸(苦笑しつつ)「だんだん分かっていくから。ね。」
教室の中にいる全員の目が冷たいことに気づく琴里。
〇 涼鳳女子高校・教室の外
説明会が終わった後で、涼鳳の生徒・嘉穂と麗香から取り囲まれる琴里。
嘉穂「ちょっとそこのメイドさん!」
琴里「えっ、あ、この服? ちゃうで、これ栗の花の制服やねん。」
麗香「そんなことわかってるわよ。あんた投資研究会に入るつもり?」
琴里「うん、なんか面白そうやなと。」「あんたら涼鳳の一年生やろ、わたし御堂琴里。これからどうぞよろしく。」
ペコリとお辞儀する琴里。
麗香「あ、どうも。私は春日麗香。こっちは宮倉嘉穂・・・じゃなくて」
つられて自分たちも挨拶してしまうが、すぐに冷静さを取り戻す麗香。
嘉穂「あのねハッキリ言わせてもらうけど。」「栗の花の子は政治経済系のクラブには入れないの!」
琴里「えっ、だってここにはどのクラブも両校共通って・・・」
ポケットからパンフレットを取り出して広げる琴里。
そのパンフレットを麗香に取り上げられる。
麗香「それは、た・て・ま・え。でも実際はそうじゃないの。」
嘉穂「「確かに諒凰と栗の花は同じ敷地の中にある姉妹校だけど。」「でもこの二校には決定的な違いがあるの。」
真顔で語り掛ける嘉穂。
嘉穂「私たちの諒凰女子は、この国の指導者、あるいは指導者の伴侶になることをめざす女性のための学校。」「だから一般の学問の中でも政治経済や哲学を重視、さらには人を使いこなすための帝王学も学ぶことを学びます。そしてここに入るには特別な家柄と多額の寄付も必要なの。」
琴里(心の声)「要するに自分らはセレブやといいたいわけやな。」
嘉穂「一方、栗の花学園は入学金無料、授業料免除、全寮制で毎月わずかながらお小使いまで支給される・・・」
麗香「まあ、うらやましい。」
嘉穂の後ろから、からかうように麗香が口を挟む。
嘉穂「つまり、あなた達の学費は全て諒凰の生徒が支払っているの。」
琴里「ガ~ン・・・」
嘉穂「だからあなたたちは、この三年間で私たちに心の底からお仕え出来る、プロのメイドとしての心得を徹底的に学ぶことになるわ。」
愕然とする琴里を指さし嘉穂がピシリと言い放つ。
嘉穂「あなたたち栗の花の生徒に必要なのは政治や経済ではありません。」「学ばなければならないのは、名家に仕えるためのマナーや疲れた御主人をいやす話術などよ!」
フラリと倒れそうになる琴里。
その時……、
栗の花・三年生(制服のスカートがロング)「そこの人どいて~」
琴里が振り返ると、栗の花の三年生がポットとお茶菓子を積んだワゴンを運んでいる。その上級生は『風紀委員』の腕章も付けている。
嘉穂「あの人がお茶の用意をしているのを見ると、どうやらクラブ説明会を終えた上級生の方々がお茶会を開かれるようね・・・」
少し離れた教室から、小柄な諒凰の生徒が顔を出す。
小柄な少女「遅いわね。美代子さん! これは、生徒会主催の大事なお茶会なのよ。」
『書記』と書かれた腕章をした小柄な少女は、しなやかな髪を持つ愛らしい顔立ちだが、今はプンプンと怒って、美代子と呼ばれた栗の花の生徒を𠮟りつけている。
美代子「申し訳ありません。直子お嬢様。少し手間取りまして。」
美代子、深々と頭を下げる。
直子「風記委員の仕事は部下にまかせなさいっていったでしょ! あなたは私の専属メイドなのだから、こちらが優先よ!」
美代子「はい、すぐにお茶会の用意をいたしますので」
美代子、あわただしくワゴンの上に紅茶カップを並べだす。
琴里(心の声)「栗の花学園の風紀委員が給仕やらされてるし。なんやねんこの身分差別は?」
お菓子をお皿に振り分けている美代子、琴里を見つけて目が合う。
美代子「そこの一年生、なに突っ立ってるの。ここに来て手伝いなさい!」
琴里「えっ、わたし?」
美代子「あんた以外に誰がいるの。お尻ブツわよ!」
琴里「ヘッ?」
美代子の剣幕に押されて手伝いに行きかけた琴里の手を嘉穂が掴む。
嘉穂「ごめんなさい。この子は今、私たちが御用を言いつけているところなの・・・」
琴里(心の声)「御用ってなんやねん?」
美代子「失礼いたしました。お嬢様。そうとは知らず申し訳ありませんでした。」
深々と頭を下げる美代子。
嘉穂「これであなたの立場が分かったわね。」
勝ち誇った嘉穂が琴里に言い放つ。
琴里「ううっ・・・」
悔しそうな琴里。
嘉穂「でも安心なさい。今日からあなたは、私たちの専属メイドにしてあげる。専属メイドになれば学校の雑用、ことに御不浄のお掃除からも免除されますし・・・」
その時、教室のトビラが開いて、説明会のポスターや機材を持った美幸が助手を伴って出てくる。
琴里「あっ先輩、今諒凰の人たちから、栗の花の生徒は政治経済系のクラブに入られへんって聞いたんやけど。本当ですか?」
美幸「そんなことありませんよ。栗の花の人も大歓迎です。入部しますか?」
琴里「わ~い! ありがとうございま~す。」
目の中にも☆が出て大喜びの琴里。
逆に顔を見合わせて驚く嘉穂と麗香。
麗香「これはどういうことでしょう?」
嘉穂「おそらく、投資研究会にも資料運搬係とかお掃除係が必要なんでしょうね。」
怪訝そうな嘉穂たちとは別に、少し困った表情をしている美幸。
美幸「でも困ったわね。まさか栗の花の子が入ってくれると思わなかったから、所属ワッペンを用意してなかったの。あれが無いと・・・」
琴里「???」
美幸「御堂さん、よく聞いて。栗の花の子が自由にクラブを選べるのは今日まで。明日からはクラブ所属のワッペンを付けていない子には、各クラブが争奪戦を始めます。」「お昼休みになったら、文化クラブ棟・3階にある投資研究会まで、一気に走り抜けて来てちょうだい。それまでにワッペンを用意しておきますから。」
琴里「なんや知らんけど、分かりました。」
敬礼する琴里。
美幸の話が終わったので、琴里に近づいてくる嘉穂。
嘉穂「御堂さん、ちょっといいかしら。いくら先輩のお許しが出たと言っても、あなたは・・・」
麗香「彼女、聞いてないわよ。ほら。」
走り去る琴里と、それを唖然とした表情で見送る嘉穂と麗香。
嘉穂「あの子ったら! おとなしく従うなら可愛がってあげようと思ったけど。」「ああいう態度なら厳しくしつけないといけないわね!!」
嘉穂の目に怒りの炎が灯る。
〇 栗の花学園寮
『栗の花学園・学生寮』と書かれた奇麗なマンション風の建物。
〇 栗の花学園寮・302号室内
靴を脱いで玄関に入る琴里。サンダル以外の靴が無いことに気づき、
琴里「あれ、真奈美先輩、今日はまだ帰ってはらへん・・・」
「じゃあ、失礼して先にお風呂に入らせてもらおう。」
〇 寮の部屋のお風呂
ゆったりと湯船につかる琴里。
琴里「あ~、ええお湯やなあ。こんなところにタダで入れるちゅうのは。」「やっぱちょっとは諒凰の子にも感謝せんとあかんかなあ。」
独り言を言っているところに、真奈美も風呂場に入って来る。
真奈美「琴里ちゃ~ん・・・」
その目は怒りに満ちている。
琴里「わ~、先輩、どうしはったんですか。そんなに怒って。」
真奈美「あんたが美術部の交換モデルの仕事を逃げたから、ボクが代わりに行かされたの!」
湯船に入って来る真奈美。
琴里「エ~、先輩ヌードモデルにされたんですか~!」
真奈美「ん? ヌードモデルってなんのこと?」
頭に手ぬぐいを乗せて不思議そうな真奈美。
〇 ダイニングキッチン内
琴里と真奈美、体にバスタオルを巻いて、牛乳を飲みながら。
真奈美「ほら、これ。セーラー・サ〇ンのコスプレさせられて、デッサンのモデルになったの」
真奈美が見せたスマホにその写真がある。
とても可愛い真奈美のコスプレ姿。
琴里「いいなあ~。これやったら、行ったらよかった・・・」
琴里が羨ましそうにつぶやく。
第一話 おしまい
ありがとうございます。けれど、私はあなたがサポートしようと思ってくださっただけで十分です。そのお気持ちに感謝いたします。