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赤紫ルフィというデッキについて自分が思う事

※あくまでも個人の意見です、1部過剰な表現があるかもしれません。

初めまして、カッツンというHNで主に東海地区で紙をシバいてる者です。
先日嬉しい事にフラグシップで初めてベスト8を取る事が出来ました、今まで人の構築で出る事が多かった中で初めて自分の構築を信じて出たフラシで結果が出せたのは非常に嬉しかったです。(とはいえ所詮ベスト8、それでも初めては嬉しい)

嬉しくてついその場で記念撮影

奇数人開催で不戦勝を挟んでのベスト8だったので
「次はちゃんと勝ってプロモを手に入れたい、目指すは優勝!」と、まずは言語化の練習として記事を書いています。
今回の記事はデッキ解説というよりは自分がこのリーダー、及びカードで勝つ為に考えた理論をまとめています。
デッキリストにあるカードの細かい採用理由や枚数調整まで触れるとかなりの長文になってしまうので、希望があれば追記していく形にしようと思います。
自分の考えをアウトプットする為のほぼ自己満の記事になってしまうので、「こんな考え方もあるんや〜」くらいの気持ちで読んでもらえると助かります。

独自のデッキリスト

フラグシップで使用したリストは以下の通りです。

今振り返ると思いますが、
結構散らかってます……

このデッキを組むにあたった理由は単純に
「ニカを強く使いたい」と思ったからです。
今まで遊んできたTCGには相棒と呼べるカードやデッキがありましたが、ワンピには明確に
「こいつを使いたい」と思えるカードに出会えず、上手くなれそうというふわふわした理由で赤単ルフィを使ったり、やっぱ勝てねぇ〜と他のデッキに移ったりしていたのですが、
このカードにとても強く惹かれた自分は、発表されたその日からプロキシを印刷しデッキを組みました。

月に1枚コツコツとパラレルを買い集めてます
最高にかっこいい(◜ᴗ◝ )

なぜ9ひげが不採用なのか

デッキリストを見て「9ひげが入っていないだと?」と疑問に思った方がほとんどだと思います。
追加ターンに惹かれ、ニカをメインプランに加えたのもありますが、もちろん戦術的な理由もあります。
自分が9ひげを全抜きにしている理由は主に2つです。

①『9ひげに寄せた構築にすると引きムラが激しく、安定しない』
②『類似デッキ(と自分が認識しているデッキ)の紫ルフィ、赤ひげとの差別化をする為』
(以下からは上記項目を①、②と略します)

まず①についてですが、比較として今主流の赤紫ルフィの構築と動きとしては以下の通りと見受けられます。

サンプルリスト
あくまでもサンプルです…

1.ゾロ十郎等のドン追加をプレイする。
2.9ひげ等の大型の連打を目指す。

人によって7キッドや各色の10ルフィが抜けていたりしますが、よく見かける採用カードをデッキにまとめると上記のリスト、動きになると思います。
50枚全てこれとまではいきませんが、同じコンセプトのデッキを「3船長集結」発売から5弾が発売してしばらく経った9月半ばまで使用していました。
そこで最初に頭を抱えたのが
『9ひげが引けねぇ……』
ひげさえ引けば圧倒的に勝てる、しかしひげが無ければただの紙束とまで思えてしまうほどに勝てませんでした。
5弾追加後にゾロ十郎が追加されてもそれは変わらず、引きムラに悩まされる日々が続きました。
「それまでにやれる事は無かったか」「ひげ以外に勝ち筋は見いだせなかったか」
色々振り返りはしましたが結局辿り着くのはひげの有無でした。(7キッドも引けなかったり着地狩りされたりがほとんどでした)
そこで白ひげ海賊団サーチのイゾウの採用なども考えたのですが、そこに至らなかった経緯は②のお話をする時に深掘りします、まずは①についてお話します。

『ひげが引けなかった時どうなったのか』
何も場に残らず、ただひたすらリーダーで相手のキャラを踏みに行きながら、苦し紛れにジャンバール等の小粒を添える事しか出来ませんでした。
極端な事を言ってしまうと、
「せっかくプレイングで大きく勝敗が別れるゲーム性なのに、時の運に左右されやすいデッキを使うのは非常に勿体ない」と感じました。
そのために追加のアタッカーとして4/6000バニラ等のアタッカーを増やした結果、ブロッカーや2000カウンターの枠を減らす訳にもいかず、ドン加速の枚数を減らす事になり、強みであった9ひげの最速着地をする機会が徐々に減っていきました。
その結果「どうせサーチ出来ないなら、サーチ出来るニカで勝ちたいから9ひげはいらない」と9ひげの枠にサーチ範囲の広い【海は海賊が相手だ!】を採用し、今の構築に近づいていきました。

3枚しか見れないとはいえとてもお世話になってます
良い略称があったら教えてくださいm(*_ _)m

続いて②についてですが、現環境で猛威を奮っている「紫ルフィ」と、前環境で1強とまで言われていた「赤ひげ」の2デッキに近いデッキと感じました。
感じた類似点は以下の通りです。

「紫ルフィ」
ドン加速をして大型を早期着地する。
「赤ひげ」
9ひげの連打が強力、リーダーの高スタッツとパワーアップを活かして耐久する。

なぜ差別化が必要と考えたのか、それは赤紫ルフィが下位互換になってしまい、このデッキを使うなら上記のどちらかを使った方が良いと感じたからです。
どちらのデッキも長所を活かせてかつ再現性が高いです、
紫ルフィはリーダー効果で序盤からドン加速出来るので別途ドン加速を多く採用する必要が無く、出したい大型に枠を使えます、赤紫ルフィは9ひげ7キッドの2種類に比べ紫ルフィは9カイドウ7キッドに加え浦島で大型3種類を実現でき、先行2ターン目の4/6000着地も非常に強力です。
赤ひげは9ひげの着地が少し遅れようとも場持ちの良いブロッカーやスタッツの高いバニラキャラで盤面有利を維持しつつ、膨大な手札枚数でリーダーのパワーが8000という鉄壁の守りが可能です、サーチも8本なのでよっぽどの偏りがない限り2枚連打が当たり前のように出来ます。

以上の要素を踏まえて①について振り返ると
大型の早期着地をするなら紫ルフィの方が安定していてパワーも同等以上ありますし、そもそもドン加速が減り9ひげの着地ターンが変わらないのであれば、連打するハードルが低く手札総数も圧倒的に多い赤ひげで良いとまで考えてます。
①でイゾウ等の白ひげ海賊団カードの採用を見送ったのも、サーチを採用してもけっきょくひげやサーチが見えず、他の白ひげ海賊団でやり切らなきゃ行けない場面が出てきて、そこまでするなら赤ひげでサーチ8本の方が良いと感じたからでした。
好きなカードを使うとしても、それで勝ちたくてデッキを考えているのに
「○○でよくない?」に何も言い返せないデッキではまず始まらないと考えているため差別化は必須と断言出来ます。

その為にまずコンセプトにしたのがニカでした。
ONEPIECE DAY2023で発表された日から調整を始めた赤紫ルフィ、ニカを触り始めて気づいたことがあります。
『ひげ抜きで調整を始めたけど、ちゃんと勝てるな』
そもそもリーダーがパワー6000、3枚しか見えないとはいえキッド海賊団にも触れるサーチが追加され7キッドの着地回数が微々たる変化ではあるものの多くなり、リーダーが7〜8000でゲームが続く展開が増え、何よりニカが圧倒的に強かったです。
当時の調整環境には圧倒的パワーを持つ紫ルフィも居ませんでしたし、追加ターンメタとも言える黄エネルも発売前でしたからもちろん居ませんでしたから、ある意味当然だったかもしれませんが、確かな手応えを感じました。

発売後も知人の勧めに乗りひげ入りを回したりした事もありましたが、9ひげが引けた引けなかったに振り回されない今の構築の方が自分の手には馴染んでいて、実際に初めてのプロモに辿り着けました。
ニカを1番強く使えるのは赤紫ルフィしかいません、他のデッキではリーサル時にしか出せませんが、このリーダーであれば0ドン時のドン加速がノーリスクかつリーダー効果で出来るので別途相性の良いカードに枠を使う事もありません。
対面次第ではニカの2枚目も全然プランに入ります。
ニカと最も相性の良いカードがこのリーダーだったのです。

3船長のリーダーカード
全部イラストがかっこいい

上記を踏まえ、自分の思うこのデッキの長所をまとめるとこうなります。

「赤紫ルフィ」
現カードプールで最も追加ターンを強く使えるリーダー、赤と紫の高いカードパワーでゲームメイクが可能。

この長所を伸ばすにあたって9ひげに偏った構築をすると、ニカの着地でリーサルを組みたいのにアタッカーが居なかったり、その結果ニカよりも9ひげが欲しい場面が多くなり、もう手遅れなタイミングで9ひげを引いたところでどうにもならない。
9ひげは確かに強力なカードです、それは百も承知です。
9ひげをメインにした構築を貶したい訳では決してありませんが、自分には合いませんでした。
他に「このデッキで良くない?」と疑問が残るデッキを使っていながら、引くもん引けなかったから負けてもしょうがないと割り切るのはありえないと考えてます。
『勝つ為のカードが引けなかった、負けるべくして負けた。』
この割り切りは大事ですが、その場面を減らす為に可能な限り努力し、その上で数少ない下ブレを引いたり、部の良い勝負を仕掛けて確率の低い裏目を引いて負けてしまった時にしか許されないと自分は思っています。
このデッキにおいて毎回ひげが引ける訳でもなく、無くても十分にゲームメイク出来る別のプランやカードも無いのに「9ひげ引けなかったから負けた」と悩むのが非常に馬鹿らしく感じていました、同じドン加速系のデッキを使うなら紫ルフィ使った方が勝てますし、ひげが強いならばほぼ確実に着地が狙える赤ひげを使った方がひげは出せます、そんな中でひげが無かったから勝てなかった、自分にとってその割り切りは『逃げ』だと感じていました。
そのため自分はこのリーダーにしか出来ないこと、ニカを最も強く使えるという長所を伸ばす為にこのデッキと向き合っています。
勝ちたいなら環境トップ使いなよはご最もですが、こいつで勝ちたいと初めて思えたので自分はこのリーダーを使い続けると思います。

散々熱弁したものの結局…

これ以上このリーダーを強く使える構築が見つかりません……
もちろん「この構築が結論!赤紫ルフィで最も強い50枚!」なんて微塵も思っていませんし、まだ調整段階と思っています。
しかしどこまで頑張っても五分以上取れない紫ルフィ、盤面の取り合いをさせてくれないしニカで強行突破も不可能な黄エネル、ブロッカーが並ぶと途端に勝てなくなる青黒サカヅキ、今の3強と言われているこのデッキ達にこれ以上の有効打を見いだせません。
しかしその他の勢力や上記が少し下ブレてしまった時にはしっかりと勝ちを拾える堅実さが今使っている構築の良いところだと思っています。

最大値が高くても相手の下ブレにつけ込める絶好の機会にこちらも事故り倒してたら勿体ないですからね、安定性を突き詰めるのはカードゲームにおいて重要と考えています。
もし最後まで読んで下さった方々の中に、同じくひげ抜きで赤紫ルフィを調整している方が居たら、一緒に調整しませんか?
1人でもお声かけ頂けたら情報共有やリモート対戦のためのdiscordサーバーを立ち上げようと考えています、興味を持って頂けたら是非X(旧Twitter)のDMでお声かけください。
共にルフィを海賊王に導こうと知略を高めあえる方をお待ちしてます。
デッキの解説についてはまた後日、希望があれば別途記事を書こうと思います。(思っていたより本記事が長くなってしまったので…)
書くからには自分の考えた強みや補填したい弱点などを全文無料で書かせて頂きますので、「ちょっと気になるな」って思って頂けたのであればコメントして頂ければ執筆していこうと思います。
あまりにも批判が多ければそっと消します()
こんな無名の紙オタクの記事を最後まで読んで頂きありがとうございます、また新しい発見などがあればアウトプットして行きたいと思いますので良ければ今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m

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