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『中継ぎ10人体制』で7月を乗り越えろ!

こんにちは!かったーです!

昨日の阪神対広島12回戦は中止になってしまいました。

7月の残り試合が全て屋外球場だということを考えると、主に投手陣の疲れが目立ち始めていた阪神にとって有難い中止だったと言えそうです。

阪神タイガースはこの疲れが溜まりやすい7月を乗り越える術として、『中継ぎ10人体制』をオールスターまでを目処に導入するそうです。

日曜日の時点で阪神の中継ぎ陣は9人登録されていて、ここに”リフレッシュ目的”で抹消されていたアルカンタラ選手が合流する形で10人体制が実現しました。

これに関してブルペンを預かる金村暁投手コーチ

「監督に配慮していただいて、ずっと(救援投手を)9人入れてもらっていたんですけど、そこにアルカンタラも帰ってきて10人。(出場選手登録)枠が空いているので、10人をそのまま入れされてもらおうと」

「1人、上がり(ベンチ外)を作りながらオールスターまではやっていく。連投したら休ませて、疲労を分散できる」

「3連投をさせる必要もないかな。2連投で休ませられるメンバーがそろっている。スグル(岩崎)も休ませられるし、何でもできる布陣になって、こちらとしたらやりがいがある。9連戦でもなんの問題もない」

矢野阪神〝十勇士〟 異例の救援布陣 真夏の9連戦へ秘策

とコメントしています。

一ファンの私が言うのもおこがましいですが「とても素晴らしい試みだなあ」と感じています。

数あるプロ野球の役割の中で特に負担が集中しやすいのが中継ぎ陣で、才木浩人選手の”投げ抹消”に伴って余裕ができた枠を中継ぎ陣に使うのは英断だと思います。

長年の勤続疲労が溜まっているであろう岩崎優選手と初めて1軍でのフル稼働を経験している湯浅京己選手が勝ちパターンを担っているので、彼らの選手寿命を伸ばす意味でも大切なことです。


また”3連投させない”のではなく”3連投させる必要がない”のがポイントで、現在の阪神中継ぎ陣は誰が勝ちパターンで投げても遜色ないメンバーが揃っているので、1人を休ませても全く問題ない状況になっています。

中継ぎ陣10人の成績がこちらで、軒並み好成績が残っています。


岩崎優
30登板 防御率2.20 1勝3敗 6H 16S 
28.2回 奪三振率7.53 被打率.316 
K/BB3.43 WHIP1.53

岩貞祐太
29登板 防御率1.90 1勝0敗 4H
23.2回 奪三振率8.75 被打率.211
K/BB4.60 WHIP1.01

浜地真澄
24登板 防御率1.57 0勝1敗 7H
23回 奪三振率5.87 被打率.228
K/BB7.50 WHIP0.87

ケラー
11登板 防御率5.40 0勝2敗 1H
10回 奪三振率17.10 被打率.250
K/BB9.50 WHIP1.20

アルカンタラ
25登板 防御率3.24 1勝2敗 15H 1S
25回 奪三振率7.20 被打率.233
K/BB2.86 WHIP1.12

齋藤友貴哉
18登板 防御率4.87 0勝1敗 0H
20.1回 奪三振率11.07 被打率.244
K/BB3.57 WHIP1.33

加治屋蓮
24登板 防御率0.96 0勝1敗 4H
18.2回 奪三振率9.16 被打率.217
K/BB2.11 WHIP1.29

湯浅京己
32登板 防御率2.10 1勝3敗 22H
30回 奪三振率9.90 被打率.225
K/BB3.30 WHIP1.17

石井大智
13登板 防御率1.08 0勝0敗 0H
16.2回 奪三振率8.64 被打率.127
K/BB2.67 WHIP0.78

渡邉雄大
26登板 防御率2.25 3勝1敗 7H
16回 奪三振率8.44 被打率.255
K/BB3.75 WHIP1.13


「中継ぎ陣の負担を和らげながら、戦力を過度に落とさない」この層の厚さを武器に7月中の借金完済をなんとか達成してもらいたいですね。


ありがとうございました。

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