レギュラーを奪い切れ!島田海吏の今季ここまでを振り返る!
こんにちは!かったーです!
2022年の阪神タイガースは開幕から沢山の誤算があり一時は最下位を独走していましたが、6月以降息を吹き返し、現時点(7月21日時点)で『43勝46敗2分』と借金完済目前まで迫っています。
その要因は30試合連続安打の近本光司選手・大山悠輔選手の絶好調・投手陣の安定感などいろいろあると思いますが、個人的に見逃せないのが『島田海吏選手・山本泰寛選手の活躍』です。
開幕前の時点ではスタメンとして計算されていた訳ではありませんが、主力の離脱&不調が重なった阪神打線の中で貴重な働きを見せています。
そこで今回は島田選手と山本選手が今季どのような成績を残し、どのような働きを見せているのかをまとめていきたいと思います。
月別成績・起用法などをまとめながら私の感想を添えていくので、是非最後まで読んでいってください!
今回は島田選手編です!
参考資料↓
島田海吏
プロフィール
島田海吏(しまだ かいり)
ポジション:外野手
生年月日:1996年2月6日(26歳)
身長:176cm
体重:71kg
投打:右投左打
ドラフト:2017年ドラフト4位
経歴:九州学院高→上武大→阪神
2022年打撃成績(7/21時点)
73試合 打率.250(180-45) 0本塁打 8打点
35三振 9四球 6犠打 11盗塁
出塁率.289 長打率.283 OPS.573
2022年月別成績(7/21時点)
3,4月
15試合 打率.200(10-2) 0本塁打 1打点
1三振 2四球 0犠打 0盗塁
出塁率.333 長打率.200 OPS.533
5月
21試合 打率.214(28-6) 0本塁打 1打点
4三振 1四球 0犠打 1盗塁
出塁率.241 長打率.321 OPS.563
6月
23試合 打率.298(94-28) 0本塁打 3打点
18三振 3四球 4犠打 9盗塁
出塁率.327 長打率.319 OPS.646
7月(7/21時点)
14試合 打率.188(48-9) 0本塁打 3打点
12三振 3四球 2犠打 1盗塁
出塁率.235 長打率.208 OPS.444
2022年打順別試合数(先発時・7/21時点)
1番:15試合
2番:21試合
7番:2試合
8番:2試合
感想
「桐生祥秀に勝った」機動力が武器の選手です。
1年目からプロ初ヒットを放ち、ウエスタンリーグ2位の26個の盗塁を決めるなど爪痕を残しています。
打撃面での課題が顕著でなかなか1軍でのスタメン出場が増えない時期を過ごしていましたが、4年目の昨季にきっかけを掴みます。
ウエスタンリーグで「打率.344(195-67) 3本塁打 29打点 21盗塁 出塁率.419 長打率.487 OPS.906」という好成績を残し後半戦から1軍に定着、終盤にはスタメン起用も増えて、優勝を争うチームの貴重な戦力になってくれました。
そして迎えた2022年。
2月1日からずっと1軍帯同を続け、オープン戦では打率3割以上をマークしています。
(2022年 OP戦:打率.345 出塁率.345 長打率.414 OPS.759)
ですが開幕直前に某ウイルスの陽性判定を受けて、今季初昇格は4月9日にまで延びてしまいました。
今思うと島田選手が開幕1軍にいれば、ここまで苦しまなかったかもしれません。
ただ昇格直後は某ウイルスで調整が狂った影響か、打撃面で爪痕を残すことはできずに「代走・守備固め」での起用が中心でした。
風向きが変わったと個人的に感じているのが5月末のロッテ3連戦です。
”佐々木朗希対策”で左打者を並べるためにスタメン起用され、ヒット1本を放ちながら凡退した打席でも、内容の濃い打球を放っていた記憶があります。
そして6月1日西武戦に「1番」として起用されるといきなり”3安打猛打賞”の大活躍、次戦では左の隅田知一郎選手からの1本を含む2安打で、一気に立場を確立します。
結果的に6月1日から12試合連続出塁を記録しチームの得点力不足も改善、外す理由がなくなったので”準レギュラー”と呼べるところまで序列を上げることができました。
6月途中からは中野拓夢選手と入れ替わる形で「2番」としての起用が増え、送りバントやケース打撃など細かな仕事を無難にこなしている印象です。
7月に入り打撃成績が下降しているので、ここがレギュラー獲りへの正念場で間違いないと思います。
正直上位に置くには物足りない打撃成績ですが、どうしても野手の枚数が足りないチーム状況の中、良い流れを呼び込んでくれた島田選手はかなり奮闘してくれたと思います。
今後”真のレギュラー”を目指すためにはあらゆる面でのレベルアップが求められ、特に「守備面での球際の弱さ・OPSの低さ」がどう改善されていくのかに注目しています。
ロドリゲス選手の昇格も間近なので、これまで以上に争いが激しくなるはずです。
生き残りをかけて爪痕を残し続けることを期待しています。
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