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嘘グルメ第33話「車のウォッシャー液」

‥あなたですか!グルメの為なら全国何処にでも駆けつけて話を聞きに来るって方は!いやー話には聞いてましたけど、まさかその方が僕のところに来るなんて(笑)まあとりあえずお掛けください。

それで早速聞きたいのが、自動車のグルメについてですよね?意外と知らない人が結構いるみたいで、車のウォッシャー液をフロントガラスの洗浄にしか使って無い人がいますよね。もったいないですよねー、実はあれ‥凄く美味しいのに(笑)

そもそも自動車というのは18世紀に蒸気機関を用いた蒸気自動車として登場してから、人の足として現代では欠かせないものになっています。しかし、当時のアメリカでは自動車が乗り物として優秀な反面、広大な荒野で長距離を移動する時の"飲料の枯渇"が問題になっていました。

そこでエンジニアが集まり「スピードを上げたほうが」「いやタイヤがパンクしないように」など、意見は出るものの良いアイデアは出ず、会議は行き詰まりました。車の専門家が何十人いても一向に解決策が出ず、ダメ元で食料メーカーの社員に話を聞いたら一発で解決したってわけですよ。それが、飲めるウォッシャー液って訳です。

車のウォッシャー液は長距離移動の飲み物確保の為にそのまま飲めるタイプと、麺つゆのように濃縮タイプも作られています。2倍、3倍、4倍と、目的地の距離によって使用できるよう種類も豊富で、水で割って沢山飲めるようになっているんですよ。

日本でも、ウォッシャー液を作っているのは食料品メーカーなので味にも妥協していません。まあ簡単にいうと濃いポカリですね。みんなポカリでフロントガラス洗ってるようなもんですよ(笑)

でもね、ロングドライブした後にウォッシャー液を水で割って、キチキチに氷を入れたグラスで冷たくして飲んだらね、、うまくてうまくて、生きてて良かったって思えるんですよね。あと、エンジンであったまっているので、冬はホットウォッシャー液で飲むのが美味しいですよ(笑)

洗えて飲めるウォッシャー液。長距離移動の水分補給に役立つ反面、熱帯の地域ではウォッシャー液泥棒が多発してしまうことが問題になっている。飲めるウォッシャー液販売の中止を求める声もあり、筆者としては幻のグルメにならないことを祈るばかりである。

ウォッシャー液の炭酸割り

材料(1杯分)
ウォッシャー液(濃縮4倍タイプ) 30ml
炭酸水     120ml
レモンの輪切り 1枚
アイスロック  適量

作り方

1. グラスいっぱいに氷を詰める

2. ウォッシャー液を適量注ぐ

3. ウォッシャー液と氷をマドラーで混ぜ合わせる

4. 炭酸水をそっと注ぐ

5. マドラーを縦に入れる(混ぜすぎると炭酸が抜けるので気を付けてください)

6.レモンの輪切りを添えて出来上がり

ポイント•コツ

キンキンに冷えているウォッシャー液を飲みたいときは、グラスもウォッシャー液も炭酸水もしっかり冷やしておくのがポイントです☆

ウォッシャー液のモヒート

材料(1杯分)

ライム…1/2個(縦横半分に切り、4切れにする)
ブラウンシュガー…適量
ウォッシャー液(濃縮2倍タイプ)…50ml
炭酸水…50ml
ミント…葉を20枚程度

作り方

1.グラスにライムとブラウンシュガーを入れ、ライムを潰す

2.グラスにミントを入れ、やさしく潰す

3.氷、ウォッシャー液、炭酸水を順に入れ、よく混ぜる

ポイント•コツ
モヒートの苦味は、ライムの皮やミントの茎から出てくるので、ミントは軽く叩く程度、ライムもあまり力を入れず少し潰すくらいにしましょう☆

※本文に出てくる料理は全部、嘘です。


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