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白鳥たれながしアウトプット

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ビジネス書を中心に一冊全て読まなくても,要点をかいつまんでお届けします. 「研究」に活かせるように,自分の日常生活レベルまでに落とし込んでいます.
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#ビジネス書評

プロフェッショナリズムの精神と研究の技法

ビジネス上の「問題解決」を担うプロフェッショナルがコンサルタントで,サイエンス上の「問題解決」を担うプロフェッショナルがサイエンティストだと考える. クライアントとコンサルタントとの関係は,問題解決という点で,PI(Principle Investigator)とRA(Research Assistant)との関係に似ているところがあると思う. とすれば,整理された方法論が豊富なコンサルタントの現場からきっと学ぶことがあるだろうと本書を聞いた(Audible). そして

天地自然とつながる呼吸

言われてみれば,生まれてから毎日欠かさず続けている唯一の行動が呼吸である. 「緊張したときは深呼吸」というのが母の知恵であるが,それ以上の具体的な解決策を本書は提案する.それが「気の呼吸法」だ. 「気」というとマンガの世界のものに聞こえるが,私たちの気は天地自然の気の一部であり,気はぐるぐると循環している(気が通う)と著者は言う. 昔の日本人がそうした考えを持っていたからこそ,我々の身の回りに「気」を使った概念や言葉(気になる,やる気,天気,電気など)がかなり多いこと

「真実」へのとどめの一撃:統計学

研究背景や測定方法は違えど,実験結果や結論を考察する(仮説検証・再現性確認)ためには統計学が必須であることは,どの分野であれ,共通である. 統計学を学ぶことは,そうした世の中の重要な研究結果を解釈する術を与えてくれるばかりか,真実により一歩近づくための最速で最善の手段となる. データから何らかの違いを生み出す原因を導出でき,説得力を飛躍的に高める統計学は,サイエンスのみならず,ビジネスでも強力であり,もはや最強の学問であると著者は説く. 良く言えば長年の勘や経験,悪く言

「まぁ,とりあえず頑張るか」の前に!

空き瓶に小さな石から入れると,大きな石を入れるスペースがなくなってしまう.しかし,大きな石から入れれば,小さな石まで入れることができる. この有名な話は大きな石理論として知られ,「優先順位が高いものからやらないと後でできない」ということを言っている. では,大きな石がたくさんあった場合,どうすればいいのか? 努力をせずにスマートに結果を出す「エフォートレス思考」が著者の答えだ. 努力は美徳だが,努力しなくても良いようにする方法があるなら,それに越したことはない.本書は

回復の呼吸をマスターせよ

誰しも学校で休み方なんて学ばない.休日になれば,みんな自然と休みになるし,仕事から離れることこそを休むことと考える. しかし,ストレスの多い忙しい日常から少し休日を得ることで本当に「休む」ことができるのだろうか? 本書では,どのくらい休むかではなく,どう休むかが重要と解き,具体的な7つの脳の休息法を提示する. 脳の休息法1:マインドフルネス呼吸法過去の失敗や将来の締め切りなど,過去や未来の出来事のことを常に意識してしまうと脳は疲れる. 1.基本姿勢をとる 椅子に座っ

イシュードリブンな方法を高速で回せ!

本書がすすめる問題解決技法の流れイシュードリブンな方法とは??知的生産性とは「投下した労力や時間(インプット)あたりの成果(アウトプット)」. 成果(アウトプット)とは,プロフェッショナルとして意味のある仕事(バリューのある仕事)である.例えば研究者ならインパクトのある論文だ. 「やってみないとわからない」精神で,とにかく大量の仕事をこなして,解の質を上げようとしても,イシュー度が低いとバリューが低くなり,成果につながらない!だから知的生産性が低い! つまり,取り組む