2016年9月頃のココオルサービス説明資料をご紹介。
■会社概要と提供価値
表紙が記事タイトルのやつ。当時は、リリース後2年経過したぐらいやった。ほんで、会社概要と、事業概要と提供価値のいつものやつ。
■相談内容のジャンル別カテゴライズマップ
全国都道府県、老若男女問わず、国民一人一人の苦悩、葛藤、ストレスなど様々な問題をオンラインで、スマホで気軽に投稿する、シェアリングし、分かち合っていくということをみんなにやってもらい、それをある程度大別、カテゴライズした際のマッピングが以下。
完全にMECEしてるわけやないのやけれども、サマリーとして俯瞰して見るときに使っていた。現在はさらにカテゴライズの区分、および群と二次階層や関係性等の精緻なマッピングも作成は可能。丸田の脳内にしかないのでこれもまたどっかでやる。
■Google検索結果順位「発達障害 悩み」で3位
当時は、「発達障害 悩み」で検索すると、グーグル検索順位は3位だった。 ただ、現在は検索エンジンのアルゴリズム的に、メンタルヘルスや医療等に関係するものは専門医療機関などエビデンスベースじゃないと上位ヒットしないものとなったので、ココオル の大部分のコンテンツはパージされている状況。
ただ、これはもう特に問題ではない。理由は、ココオルというワードで検索をしたりするリピーターが多く、初見さんはツイッター経由が多いから。
ココオルを2014年7月にリリースする前に、2012年にうつ病診断サービスをリリースしていたねん。それは、当時はあんまりなくて、一気に日本最大級になった。これは、僕がサラリーマン時代に、外注して作った。システム開発、サーバ、デザイン、原稿、診断ロジック等も外注エンジニアと一緒に頑張って作った。数十万円の前半ぐらいやったかな。
でも、あとでトラフィックが増えてきたら、広告をつけるとか、さらに金を出せとか要求されて、当時もまあまあめんどくさかった。金で解決したのだけど。人間は状況が変わると、金のために人が変わるので、まあそれも良い学び。まあまあ痛い出費やったなあ。とはいえ、トラブルを回避するために、手切金で終わらせた意思決定は悪くはなかったと思う。
■会員登録数の推移
こういうグラフをそれっぽく作っていた。あんまり興味も関心もなかったのだけど。理由は、10年20年やると決めていたので、最初の数ヶ月や数年なんて、今後100年200年続く事業、サービスとしては別にトレーニング期間みたいなもんで、特に急いで土台を作る気持ちは1ミリもなかったから。ただ、この僕の感覚と投資家との期待値、スピード感の違いは、やはり最終的には袂を分かつことになった。
感謝はしているが、やはりこの判断は間違っていなかったと今も思う。
■ユーザーの属性(男女比)
男女比としては、女性がめちゃくちゃ多いです。あと、若い子がやっぱり多い。たまに60代70代のおじいちゃんからの投稿があったりするけれど、まれ。
基本は、10−30代が多い。より精緻なデータは、Googleアナリティクスに全てあるので、またどっかで最新のものやこの5年の変化とかはサマリーで発表したいとは思う。気が向いたら。
■参考:うつ病診断チェックサービスのトラフィックと男女比
■幻の第2フェーズの戦い
そしてこっからがこの記事の本題。僕が色々と考えていた、次の2段階目の作戦など。
ココオルは、あくまでも受け皿として、広く遍く、拾い集めることを目的として、リリースをした。ほんでもって、その次に、より個別性高く、深く、セグメントした形で、さらにユーザーに価値を提供していくことを目指していた。
ただ、戦線を拡大していくには、まだ事業基盤が弱く、人員の不足、キャッシュの枯渇など、先の大戦ぐらいのリソース不足が大前提とあって、今回の敗戦となっている。ただ、崩壊はせず、存続はしているのでまたどこかのタイミングで戦う。
以下の図が、具体的なイメージ。一番左がココオルにたどり着いた人たち。
そこで、それぞれの課題、問題、困っていることに対して、ソリューションとなるサービス、役に立つコンテンツを提供していく。これが真ん中の枠の部分。
そして一番右側のよりリアルな現実世界とのリンク、連携を深めていくことが3つ目のステージ。ここまでいけると、オンラインとオフラインでうまくやり取りしながら、国民の自立、自己成長、自己実現、幸せのための全体のサービスラインナップは一通り揃うと考えていた。
ただ、一番右側のところで、本当に本質的に価値を提供する専門機関や団体などがそこまで多くはなく、むしろ国民からの信頼を得ていて、国民が安心して、本当に役に立つ実感を感じるものがあるのかないのか微妙なので、この辺りも今後の課題。
■ココオルCEOより皆様へ
ココオルだけでは、ココオルのミッションを達成することは不可能。
それは僕は百も承知。なので最初から提携や連携を前提として事業戦略を設計し、経営方針を堅持してきた。
ただ、ココオルと同じ情熱と持続的な努力を国民ファーストでやれるかどうか、ここが一番のネックになっている。
ココオルは、10年20年単位のプロジェクトであり、今後100年200年続いていくための基礎づくり、土台を作っているのが今のフェーズ。
なので、目先の事に囚われることなく、本当に国民に価値あるものを生み出していくための基本を徹底しなければならない。ここのコンセンサスを取れなければ、一緒にやっていくことはできない。
国民のため、一人ひとりのために、今後もココオルは頑張っていく。
この記事で紹介した資料の概要を最後に添付しておきます。ご参考までー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?