26話/復活の活字

大怪我で半年の療養を経て会社に復帰したら企画・編集チームからデザインチームに移動になりまして。そもそも「もう自分で手を動かして作るのは疲れちゃったな」からの転職なところがあったのだけど、1年ぶりにデザイン仕事に戻ったら、まぁ慣れもあるしそれなりに楽しい。けど、今の会社のデザイナーさん達は前職時で言うところの「デザイン会社のちゃんとしたデザイナーさん」なので、クオリティ的に太刀打ちできんのです。難しい仕事はそういう外部スタッフに外注してた側なので。こんな感じのを作りたいなーてな気持ちはあれど、まぁ手が動かん動かん。情けないほどに作れなくてションボリしとりました。ところが今日、クライアントさんに提出した中でいちばんダサい、もうダメだ、と忘れようとしていた(笑)案件が、なんと修正依頼が来ていると!「えっ⁉︎あれ、まだ生き残ってるんですか⁉︎ないわーないわーありえないわー」なんて自虐的に言ってたんだけど、ジワジワ嬉しくて。クライアントさんが掬い取って欲しいテーマがどこなのか、なにがデザインにおとしてほしいコンセプトなのか、をサッと掠め取れる能力、勘、みたいなところは誰にも負けへんで〜という気持ちはあったので、クライアントさんがわかってくれた!見た目ダサかったけど本質的なところが通じたんだ!というところが嬉しかった!このところなーんでかわからん程ダメダメで夜も歯を食いしばって寝ててよく眠れないしものすごく弱々していたの。

よくよく考えたら、

WindowsよりMacで仕事したい。

デザインだけじゃなくて企画・編集もやりたいし文章も書きたい。

まぁ普通の会社では叶いそうもないそんな願いがいつのまにか気が付いたら叶ってる。手に入ってる。前の社内でも今の社内でもそんなポジションはそもそも世間にもそうそう無いのだ。でも、私の能力的に、それをやりたくて更に人よりやれることは、そんな通常絶対に前もってご用意はされない“スーパーサブ”みたいな居場所。もう自分でもぎ取ったのだから、後はここで見事に咲くしかないべさ〜!な感じでやる気が湧いてきました。

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