見出し画像

8年目の島之内教会


落語会終わり片付け、教会はクリスマス仕様に。



先週土曜日、
島之内教会で「桂吉弥のお仕事です。special2022」が千秋楽、その後すぐに片付け、おかげさまで無事終了いたしました!

普段は、荘厳な雰囲気の島之内教会です。

1972年2月、50年前にここで"島之内寄席"が始まりました。私の生まれた翌年ですね。

六代目笑福亭松鶴師匠が旗を振って「大阪にも落語の定席を!」という熱い想いからスタートした落語会。

そうです、今日の繁昌亭のような定席小屋は戦後60年ほど大阪には無かったんです。(私もその状態を経験した一人です。)

当時、松鶴師匠の情熱に、落語家だけでなく、お客さんも、新聞、テレビ、ラジオ、マスコミも巻き込まれていった、そう聞いています。

8年前、隣にある貝ラーメンの取材でたまたまやってきた私。
ふと帰りに見上げた島之内教会。

「ココ!あの島之内寄席のトコ!?」と感動しました。

同時に
「ひょっとしたら、ここで僕も落語会やらせてもらえるんかな?!」と思って、いてもたってもいられず、事務所の当時のマネージャーに電話してました。 

昨年のコロナ渦の真っ只中も、席を間引いて、やらせてもらいました。お客様への呼びかけのし難い状況でもありました。

そんなこともあり、今年はまだコロナ禍ではありますが、
今までよりも一層、この空間でのこの落語会自体を知ってもらいたい、お越しいただきたい、先輩方、同期、後輩、ゲストにここでしゃべってもらいたい、この空間でその思いを共有したい、と思って過ごしました。


僕のインスタグラムでも宣伝するために動画撮ってもろて、あげさせてもらいました。

島之内教会前で。(撮影:桂弥っこ)
加古川の一門会の楽屋にて、南光師匠。
加古川の一門会の楽屋にて、天吾くん。(撮影:桂そうばさん)
※文字をクリックすると見ることができます。

始まると、毎日オープニングトークを袖から撮影しまして、毎回投稿。

一日目、桂南光師匠と桂弥っこと。(前座は、桂弥壱)
二日目、笑福亭由瓶さんと。(ゲスト:加藤虎ノ介さんも)(前座は、桂二豆くん)
三日目、桂八十八兄さんと桂弥壱と。(前座は、桂八十助くん)
四日目、桂かい枝さんと。(ゲスト:加藤虎ノ介さんも)(前座は、桂天吾くん)
五日目、桂米二兄さんと前座の林家染八くんと。
六日目、桂塩鯛師匠(桂佐ん吉さん、高熱のため代演)と前座の桂弥っこと。

その日の僕の嬉しかった気持ちを、オープニングトークだけでも動画で感じとっていただけると嬉しいです。

おそらく、例年よりもたくさんの方にこの会場での落語会を知ってもらえたのではないでしょうか。

6日間通しで来ていただいたり、お越しになれるタイミングでお越しいただいたお客様、ほんとうにありがとうございました。

「ああ、落語って、エエもんやなぁ」と
島之内教会のなかで、あったかい時間を過ごせました。

また来年もお楽しみに。
どうぞよろしゅうお頼もうします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?