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寄席のラボラトリー。


『茅ヶ崎』って響きに、人より反応してしまう桂吉弥です。

わたし、サザンオールスターズ!そして、桑田佳祐が大好きなんです。
ーーーあえて呼び捨てさせてもらいます。

8年前の35周年記念ライブ、
茅ヶ崎公園野球場のチケットが奇跡的に取れて、1人で来た!

その2年後行った時も、JR茅ヶ崎駅の発車ミュージックが、『希望の轍』やわ!と感動したもんです。

そんな茅ヶ崎と4年前に僕をつないでくれはったのは、
わたしが吉朝に入門して数年目の頃に、米朝事務所でマネージャーをしていたSさん。


現在は、神奈川でシェアハウスを運営中、なんと2、3年茅ヶ崎にも住んでいたこともあるそうな。

4年ほど前にシェアハウスのお披露目会に、わたくし招待していただきましてね。

それならば、お祝いにと落語一席をさせてもろたんです。

そしてその会でお会いしたんが清水謙さん。


茅ヶ崎駅前で「チガラボ」っていうコワーキングスペースをやってはると。

茅ヶ崎駅前、、
憧れの茅ヶ崎!場所があるなら落語やりたいっ!
というひそかに下心をもちながら話していたら、
なんと!
謙さんから
「茅ヶ崎にある銭湯やチガラボでも落語会できたりするものですかねえ?」と。

思い起こせば、そこがそもそものはじまりでした。


まもなく、そのチガラボで寄席を開催、そのあと茅ヶ崎地域寄席となっていくのでした。

その地域というのが南湖(なんご)。
南湖は、桑田さんの生家のたしかすぐのところで、海に向かって歩くとそのままサザンビーチに突き当たる、茅ヶ崎の大きな祭りの中心的な地域なそう。


ここの地元の皆様を巻き込んで、地域寄席を開くこと、数回。

老舗の銭湯やら、地元の八雲神社さんでと、楽しい展開がどんどん広がっていき、、

とにやけておりました。

その場も謙さんSさんにも手伝ってもらいながら、


「いろんな世代、老若男女、職業も趣味もバラバラな人たちが集まって、ひとときを楽しむ、『寄席』って不思議な魅力がありますねぇ」と謙さんのさり気なく言った一言、

地域、を視点において見ている方からの言葉に、27年以上噺家やってる私、地域寄席を開催し続けてきたことの意味、面白さに気付くことがあらためてでけたんです。


そして、昨年はじめからは、新型ウイルス騒動で、

人が集まれない、落語会は中止の連絡の日々ーー、


チガラボで久しぶりの寄席をやってもらおうとした昨年春。


会を延期するのかどうするのか、生では開催しづらい、さて、それならわりきって、オンラインでラボ的にやってみるーー、うん、なくはないと。

僕らは馴染みがなかったけど、チガラボさんらは、普段から既に取り入れているらしいzoomという会議のシステム使って、オンライン寄席をやってみようとなり。

まあ、生の落語会とちごてリハーサルも多くて慣れずもどかしさもあったけど、わたしら噺家だけの力では、人と人がリアルに繋がれないとあきらめてしまいそうになる中、繋いでくれはった。

それ以来数えたら5,6回開催しました、オンラインでの会。


今年に入ってからは、10日に1度くらい朝zoomでミーティング。
メンバー7人、よりお客さんと楽しめるやり方はどうしたらええんやろ、と毎度1時間ほど話し合い。 


我々噺家らは「チガラボ寄席」と内々で呼んでおりましたが、
この夏、わたしが謙さんと主宰して「寄席ラボ」とネーミングを決めたんです。

そして、新たなオンラインでの可能性を僕らだけじゃなく、もっといろんな人たちに意見を聞きながらコミュニティを始めてみようと、

9月末にリリースいたしました!

『寄席ラボコミュニティ』。


あなたもいかがでしょう。

参加されませんか?

桂吉弥やわたしの弟子たちなどとオンラインの可能性を探る3ヶ月。


決してオンラインに長けているメンバーでやるわけでもないので失敗も楽しむ楽しんでもらいたい『寄席ラボコミュニティ』。



三味線や太鼓など、リアルの落語会では見られないところもお見せしたい、『寄席ラボコミュニティ』。

年内限定ですが、月々定額料金を頂戴し、毎月二回オンラインで寄席を開催してみます。

初月は無料!

コミュニティの中で、どんな寄席が開かれるのか、どんなみなさんのお声を聞くことができるのか、わたしらもやりながら、きっと進化していきますよ。

オンラインやけど
オンラインやからこそ
人が集まれる。
とにかく面白いことで皆と笑い合いたい、やりたいんです。

ぜひ『寄席ラボコミュニティ』、のぞきに来てください!

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