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読書感想『天皇論』①

こんにちは!今日は小林よしのりさんの『天皇論』を読んだ感想を書いていきます!漫画なのですが、内容がすごく濃いです。普通の新書より読み応えがあるので、感想も何回かに分けて書いていきたいと思います。

皆さんは「天皇」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?優しそう、なんかオーラがある、大切にせねばならない方というポジティブな意見もある一方で、天皇陛下を尊敬してます!などというと、右翼だぁ、気持ち悪いなどというネガティブな意見も出るかもしれません。本書はそういったなんとなく日本人が思っている天皇像を明確にしてくれるとともに、ネガティブな意見がどうして出てくるのかということも明確にしてくれます。

小林よしのりさんは漫画かなんだから、信憑性に欠けるのではないかという声もあると思いますが、逆に特定の考えに固定されてしまっている学者さんには言えないような客観性もあるんじゃないかなと個人的には思います。

では感想を書いていきますね。まず率直な感想として「天皇陛下は日本人の宝だなー」と思いました。天皇、そして皇族の方々は望んで皇室に生まれたわけではないと思います。僕たちのように自由に遊んだり、友達と話したりしたいともともと思っていたかもしれない。そういった「私」の思いをなくし、国民の幸せを祈っておられる。よく天皇陛下はテレビなどのお言葉で「国民の皆さんの幸せを祈っています。」と言われています。前まで僕は、正直原稿に書いてることを読んでるだけなんだろうな〜と浅はかなことを思ってました笑 本当に公のために尽くす天皇の愛、そしてその背景、歴史といった日本人ならぜひ知らねばならないことが学べる一冊だと思います。

そんな日本では国民と天皇は一つのものだった。外国の王政みたいに天皇は支配者ではないからです。でも、今の憲法には「国民主権」というものが大切な価値として記されてます。もちろん国民一人一人の意見は尊重されねばならないし、それを否定してるわけじゃありません。ただ、憲法にそう書かれている背景には、日本を陥れようとする思惑があるのです。国民主権を憲法に書けば、当然戦前は天皇が独裁政治をしていたんだ!という見方をしてしまいます。戦前の日本と今の北朝鮮を重ね合わせる人が多いのもこのせいかもしれません。そうやって天皇と国民の間には距離ができ、一体感を失った日本は弱っていく…これが思惑です。では、戦前の天皇ってどんなものだったの?と思いますよね。

それは本に書いてあります笑 是非!読んでほしいです。

あと、僕が好きなエピソードに、西郷隆盛と明治天皇のエピソードがあります。天皇だろうが、日本の未来のために容赦しない西郷、そしてその覚悟に感化される明治天皇が、感動を与えてくれます。是非本書を読んで確認してほしいですね。

ではでは今日は以上です!

次回もまた、見に来てくださいね〜

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