見出し画像

野洲病院はどうなるの?

⇒体育館東側市有地で整備されます。

経緯;新病院整備、これまでの迷走

 野洲市において長年にわたり、市民を巻き込んだ論争・・抗争と言うべきか・・となってきた新病院の整備問題。
 前回市長選挙の争点(ちなみに前々回も同様の構図、争点でした)となり、「現地半額建替え」を主張した現在の栢木市長となってからも、現地建替え断念⇒3候補地から駅前Bブロックでの整備に決定⇒一旦整備を停止し「熟考」⇒体育館東側市有地での整備と、正に迷走しました。

市議会議決により、体育館東側での整備が正式決定。

 昨年(令和5年)3月24日の野洲市議会本会議において、新しい「野洲市民病院」を、総合体育館東側の市有地に建設するための設計・施工費の予算が、賛成多数(賛11反6)により可決・成立しました。
 この議会では、執行部提案の令和5年度病院事業会計予算から、新病院設計施工の予算を削減する修正案(新病院設計施工費は認められないものの、他の事業予算は必要であるため、問題とする部分のみを削る修正を加えた案)が議員提案され、私も一貫して体育館東側での整備に反対してきた立場からこの修正案に賛成しました。しかし修正案は賛成少数で否決され、続いて執行部提案の新病院設計施工費を含む病院事業会計予算の採決が行われます。私は、この執行部案にも賛成しました。この時の予算案は、当初予算であり、医師や看護師をはじめとする病院職員の人件費や薬剤費など、病院を運営するため不可欠な予算を含んでいます。修正案への賛成により、新病院設計施工費に反対の意思は示しており、病院運営に必要不可欠な予算は認める立場をとりました。
 少々説明が長くなりましたが、令和5年3月の議会で予算が認められたことで、体育館東側での新病院整備が正式に決定となりました。
 

事業者選定に向けた動き⇒事業者決定⇒契約へ


6月1日、新病院整備のための入札が公告され、意欲のある企業体4グループが参加し、事業者からのヒアリングなど必要な手続を順調に進めていましたが、9月8日、病院整備に関するコンサルタントから「異常な建設市況高騰」を告げる緊急報告書が提出されました。これを受け、市は不足が見込まれる費用22億6300万円の追加補正を臨時議会を開いて提案、可決(巨額の追加補正であり、非常に悩み、病院事業管理者や病院長と直接面会し疑問点を確認するなど徹底した調査の上で、賛成)しました。

入札による価格点(20点)+技術提案点(72点)+実績点(8点)からなる総合評価により、事業者決定!

 総合評価点83.6点で、熊谷組関西支店を代表企業とする共同企業体グループに決定し、正式に契約されました。
 これにより野洲総合体育館の東側に、令和8年度の開院を目指して6階建ての新病院建設に向け具体的な動きが始まっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?