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【エッセイ】柴犬×2

「モフってきたな!」

今年16年目のうちの柴犬、こたろう。

おうちイヌとして一緒に暮らして、
最初に一番驚いたことは、
抜け毛がスゴイこと。

感覚的には、
日本の四季に合わせて“衣替え”な感じです。

家に迎え入れた頃は、
抜け毛に対する知識もなく、
こまめなブラッシングもせずに
そのままでした。

すると・・・


日を追うごとに、
こたろうの体の毛が
“モフモフ”としているのです。

「あれ?毛が浮いている?!」

その浮いている毛を軽く指でつまむと、


「ワサっー!!」


もの凄い量のこたろうの毛が抜けて、
わたしの人差し指と親指の間で
“モフモフ”としているのです。

しかも、

今抜けた箇所にはまた
毛の浮きが発生しているのです・・・

再度つまむ、

ワサっー、

つまむ、

ワサっー、

その周辺もつまむ、

ワサっー・・・

「無限か?」

と思えるぐらいキリがないのです。

その後よくよく調べてみると、
柴犬には換毛期
(季節の変わり目あたり年2回)
というものがあるとのことでした。

以降、
専用の抜け毛を取るブラシを購入して
定期的にブラッシングをするようにしました。

今でも毎回驚きなのは、
ブラッシングをした時の抜ける毛の量です。

「大丈夫かな・・・このまま続けても。」

と心配になるくらい毛が抜けるのです。
毛がつるつるになって、
地肌が見えてくるのでは・・・

でも心配ありません。(生えてますよ。)

その危ない限界点にたどりつく前に
新しい毛がお目見えします。

ブラッシングをしている私自身の手が、
その頃には疲労が出て
ギブアップという感じです。

そのブラッシングで除去した毛の量は・・・

およそ、こたろうもう一匹分に相当。


今年も、
こたろうの背中の
“モフモフ”
を目にすることが出来て嬉しい限りです。

おじいちゃんの丸くなった背中を
ブラッシング。

もう一人のおじいちゃん。

by カツなう










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