日差しの中の猫


霧を透かし、朝の光が広がる

光の中、あくびをした猫が一匹

彼は、どこの我輩だろう


日差しの中の猫

日差しの中の猫


世間一般という謎の集合体に属しているぼくは

きっと、そんなものとは無縁の彼を

朝の日差しのように眩しく思う


日差しの中の猫

日差しの中の猫


今日はなにをしようか

今日はどこへ行こうか

いつだってきっと、彼のことは

彼が決める


日差しの中の猫

日差しの中の猫


世間一般という謎の集合体に属しているぼくは

きっと、そんなものとは無縁の彼を

朝の日差しのように眩しく思う


日差しの中の猫

日差しの中の猫


彼は、どこの我輩だろう




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