下等練入_企画書

作成日

2023年11月11日

クリエイター名

下等 練入

タイトル案

学校一の美人が幼馴染がほしいと言っていたので、存在しない幼馴染になることにした

想定媒体と想定尺

想定媒体:小説+コミカライズ
想定尺:10~12万字程度の小説、3~5巻ほどのコミックス

ターゲット読者

百合姫購買層
10代後半から20代前半の男女
日常的に百合ライト文芸を楽しんでいる方

あなたがこの作品で描きたいテーマ

嘘から始まり、互いに騙しあう百合恋愛

主要登場人物

主人公:鈴谷咲良(すずやさくら)
性別:女性
所属:大学生
外見:身長160cm前後、中の上ぐらいの顔つき。
特徴:勉強はできるが、スポーツは苦手。自分で調べたことに対する記憶力はいい。リアルでの人付き合いがあまり得意でないことから、小学校高学年からSNSに触れる。そのせいもありSNSなどから人物の特定などが可能。好きな人には興味があるがそれ以外は基本どうでもいい。目的のためなら手段は選ばない。

ヒロイン:柊凛乃(ひいらぎりの)
性別:女性
所属:大学生
外見:身長170cm前後、スタイルはよく、容姿端麗。
特徴:スポーツや勉強は人並み以上にできる。その外見から頻繁に告白される。だいたいは自分の欲のために告白してくると思っているので知り合ってすぐ告白してくるような人は苦手。嫌われないように最低限のいい人は演じる。ただ自分の中で踏み込まれたくないところは決まっており、そこはさらけ出さない。美人だからという理由で好かれたことも嫌われたことも経験しており、あまり関わる人は増やしたくない。
その他:少し下の妹がいる

舞台設定/世界設定/ギミック

舞台設定:現実世界、主人公たちの学校生活や日常生活など。
世界設定:自分が嘘をついてるからといって、相手の発言がすべて真実とは限らない。

あらすじ

 主人公である鈴谷咲良は大学の入学式で見た柊凛乃に一目ぼれした。
 咲良は凛乃と親しくなれたらと話しかけようとしたが、入学時点で学校一の美人と言われていた彼女の周りにはすでに取り巻きがいて、近づくことすら叶わない。
 遠巻きに凛乃を眺めるのが続いたある日、咲良は彼女が幼馴染がほしいと言っていたのを聴いた。
 幼馴染として近づけば親しくなりいつか恋人になれるのではないか。
 そう考えた咲良はその日から凛乃の過去から嗜好まで徹底的に調べ上げ、理想の幼馴染を作り上げる。

 そして凛乃が合コンに参加すると聞き、そこで幼馴染として接触することを試みた。
 話し始めた時は凛乃も疑っていたようだが、調べた甲斐もあり、咲良が幼馴染であると信じ込ませることに成功する。
 そこから咲良は凛乃の幼馴染としての生活が始まった。

 初めの内は上手く立ちまわることが出来ていたが、1カ月、半年と経つ内に調べた過去と実際の凛乃との話に齟齬が出始める。
 咲良はなんとか取り繕うが、それでも用意した幼馴染の仮面がだんだんと剝がれていく。
 凛乃もそれに気が付いているはずなのに、彼女は疑う素振りを全く見せなかった。
 それどころか凛乃の妹や中学時代の友達に紹介し、今更違うとは言えない状況を作っていく。

 そんな中、凛乃の「もっと上手に騙さないとバレちゃうよ」という発言から咲良は全てバレていると確信し、なぜ話に乗ったのか彼女を問い詰める。
 凛乃の返事は、昔から顔がいいという理由でいろんな人に言い寄られてきた。
 ただ言い寄ってくる人は皆全て理想の彼女を押し付けてきて、本当の意味で彼女の希望を叶えたことはない。
 誰一人として本当の凛乃自身を見てくれなかったが、咲良だけは幼馴染がほしいという無理難題を叶えようとしてくれた。
 初めの内は不信感を拭えなかったが、だんだんと凛乃のために演じてくれるということが伝わり、彼女自身も咲良を手放したくないと思ってしまっていた。
 互いの思惑を確認した二人は、晴れて架空の幼馴染から恋人になることになった。


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